オリンパス、菊川剛社長が退任。新社長にオリンパスイメージングの高山氏


 オリンパス株式会社は26日、菊川剛社長が退任すると発表した。現オリンパス専務執行役員でオリンパスイメージング株式会社社長の高山修一氏が同日付で新社長に昇格する。菊川氏は代表権のない取締役に就く。

社長に就任する高山修一氏(2011年6月撮影)社長を退任する菊川剛氏(2009年11月撮影)

 マイケル・ウッドフォード氏の社長解任に端を発する一連の報道や株価低迷など、混乱の責任を取った格好。

 高山氏は1950年1月生まれ。1970年4月にオリンパス光学工業株式会社に入社。オリンパスの専務執行役員などを経て、2011年4月にオリンパスイメージングの社長に就任していた。

 オリンパスは14日に、「ウッドフォード氏と他の経営陣の間で経営の方向性や手法に関して大きな乖離が生じ、経営の意思決定に支障をきたす状況になったため」として、ウッドフォード氏を解任していた。ウッドフォード氏は現在、オリンパスの取締役に就いている。

 なお高山氏は、オリンパスイメージング株式会社の代表取締役社長を兼任する。

※高山修一氏の「高」の字は本来異なりますが、閲覧環境により正確に表示されないため「高」の字で代用しています。

【2011年10月27日】高山氏がオリンパスイメージング株式会社の代表取締役社長を兼任する旨を追記しました。




(本誌:武石修)

2011/10/26 17:05