HOYA、2010年度は増収増益。デジタルカメラも好調


 HOYA株式会社は10日、平成23年3月期(4月1日〜3月31日)の連携業績を公開した。売上収益は4,133億4,900万円(前期比2.7%増)、税引前利益は637億5,800万円(前期比26.2%増)、当期利益595億7,900万円(前期比43.5%増)。

 このうち映像関連製品とエレクトロニクス関連製品からなる情報・通信事業は、売上収益2,087億3,500万円(前期比3.9%増)、税引当期利益365億600万円(前期比12.3%増)。

 デジタルカメラ用レンズは高精度品の受注が相次ぎ、フル操業状態で推移、出荷数量が増加した。カメラモジュールも出荷が好調。ペンタックスブランドのデジタルカメラでは、一眼レフカメラが入門機を中心に好調が継続。交換レンズの販売にも好影響を与えて、販売台数が増加した。新興国を中心とした需要の回復に伴い、デジタルカメラの販売台数が増加したという。

 ライフケア事業は、売上収益2,030億600万円(前期比1.9%増)、税引前当期利益は367億4,300万円(前期比12.4%増)。



(本誌:折本幸治)

2011/5/11 16:36