「PMA2011」が再度延期に。次回は2012年1月のCESと共催

~東日本大震災の影響を考慮

 米Photo Marketing Association(PMA)は4日、9月に米国で開催予定だったフォト関連イベント「PMA2011」(別名「CliQ2011」)を延期すると発表した。同イベントは、2012 International CES(Consumer Electronics Show)での共同開催とする。PMAは、CESを主催するConsumer Electronics Association(CEA:米家電協会)との提携で合意したという。

Photo Marketing AssociationのWebサイト

 次回PMAの開催期間は、2012年1月10日~2012年1月13日。会場は米ラスベガスの展示場「Sands EXPO」およびホテル「THE Venetian LAS VEGAS」を予定しているという。一方、2012 International CESはSans EXPOなどとも近い「ラスベガスコンベンションセンター」(LVCC)をメイン会場に行なう。CESの開催期間はPMA2012と同じ。

 PMAは、「東日本大震災による業界の財政負担を見越し、この移動での短期的な救援とすべての出展社のための相乗効果を引き起こすことを希望する」とコメントした。

 当初PMAは、PMA2011を2011年2月にLVCCのサウスホールで開催するとしていた。だが2010年6月に「生産者からの購入サイクルと技術開発の新しいスケジュールを有利にするため」との理由で、開催を2011年9月8日~2011年9月10日に延期すると発表していた。今回の再延期により、2011年はPMAが未開催のまま終わることが決定した。

 PMAは、フォトキナと並ぶ世界的な写真関連のトレードショー。例年1月~3月のうち3~4日間開催しており、前回のPMA2010は2月21日~2月23日にカリフォルニア州のアナハイムで実施した。




(本誌:武石修)

2011/5/9 15:10