CSi GlobalAlliance、超解像技術で画像を拡大できるソフト


 CSi GlobalAllianceは、超解像技術を採用した画像ソフト「PIXEL MASTER」(ピクセルマスター)を3月に発売した。価格は9,800円。30日現在、リリースキャンペーンとして5,980円で発売している。対応OSはWindows XP/Vista/7。10回まで起動できる体験版が利用できる。

超解像拡大の例ノイズ除去の例
ベクター変換の例

 「超解像拡大」、「ノイズ除去」、「ベクター変換」の3つの機能を備えるソフト。印刷物の小さな画像を拡大して使用する、といった用途に向ける。デザイン会社、カメラマン、テレビ局、新聞社など写真を扱う業界全般での使用を想定している。

 対応フォーマットは読込がBMP、JPEG、PNG、GIF、TIFF。出力がBMP、JPEG、PNG、EPS、SVG。最大1万6,384×1万6,384ピクセルに対応する。

 超解像拡大では、小さな画像を拡大した場合に発生するノイズやドットの目立ちを補正すると同時に鮮明に拡大できるとする。独自のアルゴリズムにより、バイキュービックやランチョスなどとアルゴリズムに比べてより綺麗に仕上がるとしている。他社ソフトと比較では、約1万枚のサンプル画像を拡大したところ92%の画像が綺麗になったという(同社調べ)。

 ノイズ除去は、JPEGのブロックノイズやモスキートノイズ、高感度ノイズ、長時間露光によるノイズなどをボタン1つで除去できるとしている。

 ベクター変換は、ロゴやイラストなどをベクター化してEPS形式に変換できる機能。モルフォロジー技術を搭載しており、ノイズ除去や穴埋めも簡単に行なえるという。FAX、コピー、スキャニングなどを経た劣化した画像のベクター化にも適するという。ベクター変換はモノクロのみの出力となる。


(本誌:武石修)

2011/3/30 17:38