ニコン、デジタルカメラを生産する仙台ニコンなど被災


 ニコンは14日、東北地方太平洋沖地震による影響について発表した。デジタルカメラやレンズの生産工場が被災した。

 デジタルカメラなどを生産している仙台ニコン(宮城県名取市)、半導体および液晶露光装置用ユニットを生産している宮城ニコンプレシジョン(宮城県刈田郡蔵王町)、交換レンズや各種光学レンズを生産している栃木ニコン(栃木県大田原市)、半導体および液晶露光装置用ユニットや投影レンズを生産している栃木ニコンプレシジョン(栃木県大田原市)をはじめとする製造子会社と製作所で設備および建物の一部損壊などが発生。操業を停止した。負傷した従業員も発生している。

 ライフラインが遮断されている地域もあり、一部の社員が復旧作業に当たっているが再開のめどは立っていないという。詳細は調査中としている。

 今回の災害および、計画停電による業績への影響については現時点で明らかになっていない。


(本誌:武石修)

2011/3/14 12:03