NTTナレッジ・スクウェア、「戦場カメラマン 渡部陽一のスナップ写真講座」を開講


 NTTナレッジ・スクウェアは、eラーニングサイト「N-Academy」(エヌ・アカデミー)において、「戦場カメラマン 渡部陽一のスナップ写真講座」を28日に開講。記者発表会には講師の渡部陽一氏が登場した。

渡部陽一氏

 渡部陽一氏が戦場カメラマンとして培った基本テクニックをスナップ写真撮影に応用するという講座。同社が2010年12月に実施したアンケート調査「社会人が直接学んでみたい著名人」のライフスタイル部門において、渡部氏が1位に選出されたことから講座開設に至った。

アンケート調査「2011年学んでみたい著名人」で選出された集まった報道陣に撮られる側となった感想を「カメラのレンズがロボットのよう。極度の圧力を感じる」と語る渡部氏

 講座の内容は「第1回 コンパクトデジカメで撮ってみよう」、「第2回 デジタル一眼レフで撮ってみよう」、「第3回 プロのように撮ってみよう」、「第4回 撮った写真を活用しよう」の全4回。子どもの表情を引き出す撮影法、光をコントロールした撮影法、撮った写真の活用法などを、渡部氏が独特の語りで伝えるという。

 講座の定員は先着500名。受講料は1,000円(第1回のみ無料、人数無制限)。先着500名は渡部氏本人による質問回答や作品添削も受けられるという。

実際に使用しているカメラを持参
ボディ外装は反射防止のテープで覆われていた

 発表会では、渡部氏がMr.マリック氏のeラーニング講座で覚えたというマジックを披露。電車やバスなどの移動時間にも学習できるN-Academyのメリットをアピールした。

 戦場の子どもたちを被写体とする渡部氏は、これまでもカメラを向ける前に歌やカンフーの真似などを見せ、子どもたちの自然体の表情を撮影してきたという。今回披露したマジックは、その新たなコミュニケーション手段として利用するそうだ。

ティッシュを丸めて息を吹きかけると、中からキャンディが出てくるマジックなどを披露。集まった取材陣から拍手が起こった練習回数は「40回は堅い」といい、「完璧でした」というマジックの出来栄えを90点と自己採点。残りの10点は「僕自身のスピードが不足していた」とのこと

 最後に渡部氏は「子どもから年配の方々までに向け、いつものペースで話し、きれいな写真が撮れるようベストを尽くした」と講座の内容に自信を見せた。同講座は、Facebook上でメイキング動画も公開している。

Mr.マリック氏にちなんでサングラスを着用するシーンも

(本誌:鈴木誠)

2011/2/28 14:38