銀座ニコンサロン、桑原史成写真展「激動の韓国 〈その四半世紀の記録〉」


(c)桑原史成

 銀座ニコンサロンは、桑原史成写真展「激動の韓国 〈その四半世紀の記録〉」を8月18日から開催する。

 韓国海軍の哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷攻撃で撃沈されるという出来事は衝撃的な事件であった。ちょうど60年前に勃発した朝鮮戦争は終結していたのではない。休戦の状態で臨戦態勢は依然として続いている。

 朝鮮半島では平穏な一時期を除いて常に激動する歴史が繰り返されてきた。本展では、その朝鮮半島の南、韓国の近年史を写真で展示する。展示する写真の主な内容は、

 1.日本による植民地化の残影をとどめた風景。
 2.朝鮮戦争休戦後の疲弊した社会。
 3.反日運動の激しい日本との国交修復に反対する学生のデモ。
 4.有史以来初めてのベトナム戦争への派兵。民主化を求める市民や学生。

 それに、北朝鮮に対峙する米韓軍事作戦の写真の展示も計画している。

 この8月22日は日本が韓国・朝鮮を併合してから、ちょうど100年目の節目をむかえる。作者自身、日本と無関係ではなかった韓国の実情を50点余の写真(モノクロ)で表現するのは難しいと考えているが、1964年から1988年までの四半世紀を中心に構成し展示する。(写真展情報から)

  • 名称:桑原史成写真展「激動の韓国 〈その四半世紀の記録〉」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1・2階
  • 期間:2010年8月18日~2010年8月31日
  • 時間:10時~19時(最終日は16時)
  • 休館日:会期中無休



(本誌:武石修)

2010/8/4 00:00