ソニー、1,410万画素のタッチパネルモデル「サイバーショットDSC-T99」

~クリスタルパーツなど使用のラグジュアリーモデルも

サイバーショットDSC-T99。左上から、ブラック、シルバー、グリーン、バイオレット、ピンク

 ソニーは、1,410万画素CCDを搭載したタッチパネルコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-T99」を8月7日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万7,000円前後の見込み。カラーは、ピンク、グリーン、バイオレット、シルバー、ブラックを用意する。

 なお、発表会の模様は「ソニー、サイバーショット2010年秋モデルの発表会」を参照されたい。


多色展開で女性層にアピール

 DSC-T99は、同じくタッチパネルを搭載する新モデル「サイバーショットDSC-TX9」の下位モデルにあたる。DSC-TX9が搭載する3D関連の撮影機能やAVCHDによるフルHD動画撮影機能などを省いた。

 デザインは曲面と直線を融合させた「METAL×SKIN」と呼ぶコンセプトを採用した。いずれも電源スイッチを兼ねるスライド式レンズバリアを搭載する。DSC-T99Dも含めれば全7色のラインナップとなり、ソニーでは女性層にアピールしていく。ブラックとシルバーはヘアライン仕上げとし、ピンク、グリーン、バイオレットはサテンマット仕上げを施した。フレームはアルミ製。

DSC-T99(ピンク)
DSC-T99(グリーン)
DSC-T99(バイオレット)

スイングパノラマにも対応

 撮像素子は1/2.3型有効1,451万画素CCD。感度はISO80~3200。画像処理エンジンは「BIONZ」。1,280×720ピクセル、30fpsのMPEG-4による動画撮影機能に対応する。動画撮影中の光学ズームも可能。

 レンズはカールツァイス バリオ・テッサーの5倍ズームを搭載。35mm判換算の焦点距離は25-100mm、F3.5-4.6となっている。最短撮影距離は広角端で約1cm、望遠端で約50cm。光学式手ブレ補正機構を搭載する。

 シーンを自動的に認識して最適な撮影モードを設定する「おまかせオート」や人物の肌を綺麗に写す「美肌モード」なども備える。カメラを横または縦に振ることでパノラマ写真を合成できる「スイングパノラマ」も利用可能。

DSC-T99(シルバー)
DSC-T99(ブラック)

 液晶モニターは約23万ドットでワイド3型のタッチパネル式。画面を上下左右いずれかになぞることで画像送り、一覧表示、カレンダー表示などの操作ができる。メニュー画面の背景色は、ブラック、ホワイト、ピンクの3色から選択可能になった。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード、メモリースティックデュオ/PROデュオ/PRO-HGデュオ。内蔵メモリーは約32MB。近接無線転送技術の「TransferJet」に対応しており、TransferJet搭載メモリースティック「MS-JX8G」を使用することで機能する。電源はリチウムイオン充電池「Nタイプ」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約230枚。

 本体サイズは93×55.6×16.8(17)mm(カッコ内はDSC-T99D)。記録メディアとバッテリーを含む重量は約121g、本体のみの重量は約105g。

ラグジュアリーな姉妹モデルも

 クリスタルパーツの使用や革の編み込みをイメージしたデザインの姉妹機「サイバーショットDSC-T99D」を8月20日に発売する。カラーはゴールドとブラウンを用意する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万9,000円前後の見込み。なお、主な機能はDSC-T99と共通。

DSC-T99D(ゴールド)
DSC-T99D(ブラウン)

 クリスタルパーツなどでデコレーションした2010年春モデル「サイバーショットDSC-W350D」(4月発売)の「高級」、「上品」、「透明」といったコンセプトに「セレブ」、「ゴージャス」、「ラグジュアリー」などのイメージを加えた。ゴールドは前面を植物をモチーフとしたパターンで仕上げ、クリスタルパーツもちりばめた。ブラウンは、革のイントレチャート(編み込み)をイメージしたデザインを採用している。

 またDSC-T99D用の専用ケース「LCS-THR N」(ゴールド)と「LCS-THR T」(ブラウン)を8月20日に発売する。価格はいずれも3,255円。ともにラインストーンをあしらったほかブラウンには編み込み、ゴールドには植物モチーフのそれぞれ型押しを施した。また、ゴールドは裏面も型押し仕上げとなっている。

LCS-THR NLCS-THR T



(本誌:武石修)

2010/7/8 13:29