キヤノン、「PHOTOモード」搭載の液晶プロジェクター


SX7 Mark II

 キヤノンは、「PHOTOモード」を搭載した液晶プロジェクター「SX7 Mark II」を5月中旬に発売する。価格は69万8,000円。

 1,400×1,050ピクセルのLCOS(Liquid Crystal On Silicon)パネルを搭載した反射型液晶プロジェクター。設置場所の照明の種類や明るさに合わせて投写映像の色合いなどを細かく調整できる「PHOTOモード」を搭載した。明るい投写環境で黒側の階調性が失われる問題を低減し、デジタル写真の表示に適したきめ細かな設定を行うことが可能という。Adobe RGBの色域にも対応。

 また、医療用画像の国際標準規格DICOMに近似した「DICOM SIMモード」をオプションで用意。微妙な濃度の違いを表現できるため、医学系の学校における講義や医学学会での発表や院内カンファレンスなどで威力を発揮する。

 画面サイズは40〜300型。距離3mで100型の表示が可能。レンズはUDレンズ1枚、両面非球面2枚の6群12枚。1.7倍の電動ズーム機構を備える。

 光源は275Wの超高圧ランプ。明るさは4,000ルーメン、コントラスト比は1,000:1となっている。騒音レベルは標準35dB、静音31dB。

 入力端子は、DVI-I、ミニD-Sub 15ピン(デジタルRGB/アナログRGB)、S映像、コンポジット。

 外形寸法は266×336×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.8kg。


(本誌:折本幸治)

2010/4/22 13:49