キャビン、電池駆動対応フィルムスキャナー


CABINコンパクトフィルムスキャンII(CFS-02)

 浅沼商会は、CABIN(キャビン)ブランドのフィルムスキャナー「CABINコンパクトフィルムスキャンII」(CFS-02)を4月上旬に発売した。価格はオープンプライス。実勢価格は1万6,800円前後の見込み。

 35mmのカラーネガフィルム、モノクロネガフィルム、リバーサルフィルムに対応する小型フィルムスキャナー。2009年6月に発売した「コンパクトフィルムスキャン35」(CFS-2.5)の後継機種。スキャンした画像は本体に挿入したSDHC/SDメモリーカードに直接保存することもできる。光源は白色LED×3。本体に2.4型の液晶モニターを搭載する。CP+2010に浅沼商会が出品していた。

 CFS-2.5との主な違いは、本体の小型化、映像出力端子(コンポジット)の搭載、電池駆動が可能になった点など。機能面ではMP3再生、温度計、カレンダー機能などを新たに搭載し、スキャンを行なわない際でも音楽プレイヤーやカレンダーとして利用できるとしている。

 スキャン解像度は1,800dpi。ソフトウェア補間で3,600dpiにも対応する。撮像素子は510万画素のCMOS。スキャン速度は1コマあたり約2秒。

 対応記録メディアは16GBまでのSDHC/SDメモリーカードとMMC。PCとの接続は本体のUSB2.0端子を利用し、接続時はカードリーダーとしても使用できる。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 電源は、付属のACアダプタ、USB端子、単4型電池に対応する。単4型アルカリ乾電池使用時は約90分の連続使用が可能。

 本体サイズは86.5×87.7×104.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約300g。ネガフィルムホルダー(最大6コマ)、スライドフィルムホルダー(最大3コマ)、映像出力ケーブルなどが付属する。



(本誌:鈴木誠)

2010/4/13 18:50