ニコン、「D3S」の最新ファームウェアを公開

〜一部のCF使用時と動画記録時の問題に対処

D3S

 ニコンは9日、デジタル一眼レフカメラ「D3S」の最新ファームウェアを公開した。Webサイトより無償でダウンロードできる。

 バージョン番号はファームウェアA、Bともに1.01。更新内容は次の通り。

  • 中国語(簡体)のメニューおよびヘルプの表記を一部変更した
  • 一部のCFを使用した際、上面表示パネルに「CHA」が表示され使用できなくなる現象の修正

 また、撮影した動画が止まって見えることがある現象の修正のほか、動画撮影に関連する以下の仕様変更も行なっている。

  • ライブビュー「三脚撮影」での露出プレビュー時には情報表示とヒストグラムを表示可能だが、動画撮影中はヒストグラムを表示しないよう変更した
  • オーディオビデオケーブル「EG-D2」の接続時にライブビューボタンを押すとテレビ画面とカメラの液晶モニターの両方に被写体が表示されるが、動画撮影時は液晶モニターが消灯するよう変更した

 D3Sは、35mm判サイズとほぼ同等の撮像サイズとなるニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ。有効1,210万画素のCMOSセンサーを搭載し、常用感度ISO200~12800、拡張感度で最高ISO102400での撮影が行なえる。発売は11月。実勢価格は54万5,000円前後

(本誌:鈴木誠)

2010/2/9 18:57