パナソニック、超解像技術に対応した薄型8倍ズーム機「LUMIX DMC-ZX3」


 パナソニックは、世界最小を謳う8倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-ZX3」を2月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万3,000円前後の見込み。本体色はゴールド、シルバー、レッド、ブラウンを用意する。

レッド
ゴールド
ブラウン
シルバー

 同社が2009年8月に発売した「LUMIX DMC-ZX1」の後継モデル。厚さ26mmのボディに8倍ズームレンズを搭載し、コンパクトな高倍率モデルとして訴求する。なお、春モデル共通の特徴は関連記事を参照されたい

 撮像素子は従来モデルの1,210万画素から1/2.33型有効1,410万画素CCDになった。高画質化テクノロジー「超解像技術」を新たに搭載。疑似輪郭を発生させずに解像感を向上できるとしている。感度はISO80~1600。高感度モードでは最大ISO6400まで増感できる。AVCHD Lite形式による720pのHD動画が撮影可能。

 また、記憶色を再現できる新カラーモード「ハッピーカラー」や、夕焼けを自動的に認識して最適に仕上げる「夕焼けモード」を搭載した。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンHD2」となっている。起動およびAFの速度を従来から向上させている。

 レンズはLEICA DC Vario-Elmar。35mm判換算の焦点距離25~200mm、F3.3~5.9の8倍ズーム。最短撮影距離は広角端で約50cm、望遠端で約2m。マクロモードでは約3cmまで接近して撮影できる。超解像技術を利用した「iAズーム」を実装しており、フル画素で10倍までズームできる。光学式手ブレ補正機構を搭載するほか、スローシャッター時の手ブレ補正に効果的な「Power O.I.S.」も引き続き採用した。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型TFT。内蔵メモリーは約40MB。SDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応する。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約330枚。

 本体サイズは97.8×26×54.8mm。本体のみの重量は約137g、バッテリーと記録メディアを含む重量は約159g。




(本誌:武石修)

2010/1/26 17:09