【CES】パナソニック、SDXC対応デジカメを発表

〜SDXCのロードマップも提示

会場:Las Vegas Convention Centerほか
会期:2010年1月7日~1月10日(現地時間)

 2010 International CESのパナソニックブースでは、次世代記録メディア「SDXCメモリーカード」および対応コンパクトデジタルカメラの新製品を展示していた。

パナソニックブース

SDXCメモリーカード対応デジタルカメラ

 既報の通り、パナソニックでは6日にコンパクトデジタルカメラを発表。そのうちブースでは、「LUMIX DMC-FP3」、「LUMIX DMC-FH20」、「LUMIX DMC-FH3」、「LUMIX DMC-FH1」をハンズオンコーナーに展示していた。米国では2月に発売する。価格は未定。それぞれの詳細は関連記事を参照されたい。

 なお、2月に米国で開催する写真関連イベント「PMA2010」にはすべての新製品を出品するとしている。

 DMC-FP3は、電源スイッチを兼ねるスライドレンズバリアを採用した薄型モデル1,410万画素CCDセンサー、約23万ドットの3型タッチ式液晶モニターを備える。タッチした部分にフォーカスを合わせることが可能。レンズは広角35mmからの4倍ズーム。SD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応する。

LUMIX DMC-FP3
カラーバリエーション。DMC-FP3がシルバー、ブラック、ネイビー。同時発表の姉妹機DMC-FP1がシルバー、ブラック、レッド、ブルー、ピンク

 DMC-FHシリーズはリチウムイオン充電池を採用するエントリーモデル。いずれもSDXCメモリーカードが利用可能。720pの動画記録に対応する。インテリジェントオート機能は本体正面の専用ボタンから使用可能。

 DMC-FH20は1,400万画素CCD、広角28mmからの8倍ズームレンズを搭載するモデル。DMC-FH3は、DMC-FH20からレンズを広角28mmからの5倍ズームにした製品。DMC-FH1は、DMC-FH3の撮像素子を1,200万画素タイプにした製品となっている。

DMC-FH20
DMC-FH3
DMC-FH1
被写体として鉄道模型などを用意。追尾AFを試すことができた

SDXCメモリーカード

 ブースには次世代記録メディアのSDXCに関するコーナーもあった。展示していたのは64GBと48GBの製品。いずれも米国では2月に発売する。価格は64GBが599.95ドル、48GBが449.95ドル。国内での発売は未定。

パナソニック初となるSDXCメモリーカードSDXC/SDHC/SDメモリーカードのラインナップ
ロードマップSDXCメモリーカードのコーナー。大きなブースの一角だが、多くの来場者が足を止めていた

 いずれも最高転送速度は22MB/秒。Class10に対応し、最低転送速度10MB/秒となる。

 また、SDXCメモリーカードのロードマップも発表した。2011年以降128GBから2TBまで順次製品を増やすという。




(本誌:武石修)

2010/1/12 00:00