ニコン、「D3」がアジアデザイン賞を受賞


D3。装着レンズはAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED

 ニコンは8日、デジタル一眼レフカメラ「D3」が「2009年アジアデザイン賞」で銅賞を受賞したと発表した。

 アジアデザイン賞は、デザインの価値についてビジネス界および一般ユーザーの認識向上を目的とした評価・表彰制度。2007年1月1日から2009年7月31日までの期間中にアジア市場へ投入されたデザインが世界中から約500点集まり、その中からアジアのライフスタイルに与える影響度や商業的成功に基づいて各賞を選出した。

 D3は、これまでにも工業デザイン賞の「iFプロダクトデザイン賞」、ドイツのデザイン機関が主催する「レッドドット・デザインアワード2009」、日本の「カメラグランプリ2008大賞」、欧州の「TIPA(Technical Image Press Association)ベストプロフェッショナルデジタル一眼レフカメラ2008」、「EISA(European Imaging and Sound Association)Photo Awards」などを受賞した。

 D3は、ニコンのデジタル一眼レフカメラで初めて35mm判サイズの撮像素子を搭載した製品。外観はジョルジェット・ジウジアーロ氏のデザインを基に、ニコンのデザインチームが各部の検証などを行ない決定した。発売は2007年11月。撮像素子は有効1,210万画素のCMOSセンサー。

 なお、2008年12月に有効画素数を2,450万画素とした上級機「D3X」を発売。2009年11月27日にはD3の後継機種として、常用感度を12800まで引き上げ、HD動画記録にも対応した「D3S」を発売している。いずれも基本的なデザインはD3と同様。

(本誌:鈴木誠)

2009/12/8 14:36