オネステック、RAWファイルを使用できるスライドショー作成デバイス


FOTOBOX Plus

 オネステックは、スライドショー作成デバイス「FOTOBOX Plus」(フォトボックスプラス)を11月27日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9,800円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 純粋なスライドショームービーを作成できるほか、「バケーション」や「アーティスティック」といった、スライドショーのイメージに合わせたエフェクトを設定済みの「テーマ」も適用可能。

 本体にスライドショー作成ソフトを内蔵するため、新たにソフトをインストールする必要はない。本体にはメモリーカードスロットを備える。対応メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMC Plus。


FOTOBOX Plus本体メモリーカードスロットを備える

 スライドショーにはJPEG、BMP、TIFF、PNGといった静止画に加え、DNG、CR2、NEF、ORF、PEFといった各社のRAWファイルが使用できる。また。MPEG、AVI、WMV、MOV、ASFなどの動画ファイルも組み込むことができる。

 作成モードとしては「シンプルモード」と「アドバンスモード」を有する。シンプルモードではテーマを選択して保存形式を選択するという2ステップでスライドショーを作成できる。「アドバンスモード」では写真の輝度とコントラストを調整できるほか、ビビッド、シャープ、セピア、ぼかし、ネガ、グレースケール、ノイズ、エッジ、エンボスといったエフェクトを用意。エフェクトの強度は調整できないが、複数のエフェクトを適用できる。

 このほか、赤目補正、トリミング、回転などの写真編集機能を備える。作成したスライドショーは動画ファイルとして保存できるほか、YoutubeやFacebookにアップロードすることもできる。

テーマ選択画面写真編集、キャプション追加、赤目補正が行なえる
スライドショーの場面ごとにBGMを切り替えられるナレーションの録音機能を備える

 また、スライドショーにはキャプション、BGM、ナレーションの追加機能も搭載。BGMとして使用できる音声ファイル形式はMP3、MP2、WMA、WAV。ナレーション録音機能はFOTOBOX Plusに組み込まれており、録音ボリュームやBGMの音量などを調整できる。

写真と写真の切り替えエフェクトの選択画面エンドタイトル設定画面

 同社が12日に都内で行なった発表会では、デモンストレーションを交えた製品説明を実施。写真素材を用いて一からスライドショーを完成させ、DVDに記録するまでの一連の流れを実演した。

 オネステック営業マネージャーの内田哲氏によると、FOTOBOX Plusは日本に先駆けて2009年6月に米国で発売済み。初年度の販売目標として国内で5万台を目指すという。

営業マネージャーの内田哲氏FOTOBOX Plusの有する機能を一通り実演した

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2009/11/12 16:03