ニコン、「View NX」と「Nikon Transfer」をアップデート

~発売前の「D3S」に対応

 ニコンは20日、画像閲覧・管理ソフト「ViewNX」と、転送ソフト「Nikon Transfer」の最新版を更新した。バージョン番号は「ViewNX」が1.5.0、「Nikon Transfer」が1.5.1。対応OSはどちらもWindows XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以降。ニコンのWebサイトからダウンロードできる。

 更新内容は、対応OSを除きWindows版・Mac版ともに共通。

View NX

  • 対応機種にD3Sを追加
  • GPSログから取得した位置情報を画像やGPSタグに書き込む機能に対応
  • EPSON E-Photoでの印刷に対応
  • 「ファイル変換」にて、入力したピクセル数によっては出力画像の鮮鋭度が低下する現象の修正
  • 倍率色収差補正が適用されているRAW画像をView NXのVer.1.1.1およびVer.1.2.0を使用して画像編集保存した場合、倍率色収差補正が適用されない現象の修正
  • Windows Vista 64ビット版の32ビット互換環境に対応(Windows版のみ)
  • Mac OS X 10.5.8に対応(Mac版のみ)

 GPSログの書き込み機能は、市販のGPSユニットやGPS対応携帯電話で保存したGPSログをもとに一括でGPS情報を付加するもの。対応形式はNMEA、GPX、au携帯電話の「あしあとデータ」、ドコモ携帯電話の「足あとデータ」。

Nikon Transfer

  • 対応機種にD3Sを追加
  • Windows Vista 64ビット版の32ビット互換環境に対応(Windows版のみ)
  • Mac OS X 10.5.8に対応(Mac版のみ)

 ViewNXは、ニコン製デジタルカメラに付属する画像閲覧ソフト。ラベル、レーティング、キーワード、ジオタグなどでの画像管理に対応する。撮影したRAWへピクチャースタイルを適用するなどの簡易RAW現像機能も備える。

 Nikon Transferは、ニコンのデジタルカメラで撮影した画像、もしくはメモリーカードなどに記録されている画像をPCに転送するためのソフト。転送時のファイルのリネーム、XMP/IPTCタグの埋め込みなどが行なえる。

(本誌:鈴木誠)

2009/10/20 16:49