タムロン、「第2回 私の好きな鉄道風景ベストショット」入賞作品写真展を開催


会場は大宮そごう3階・ビックカメラ大宮店連絡通路

 タムロンは14日、鉄道写真コンテスト「第2回 私の好きな鉄道風景ベストショット」の入賞作品写真展を開催した。会場は埼玉県のそごう大宮店3階特設会場。

 タムロンが主催する写真コンテスト「私の好きな鉄道風景ベストショット」は、鉄道とその周辺を入れた写真であれば、風景やスナップなどジャンルを問わず応募できるもの。今回で2回目の開催となり、2009年は8月15日まで作品の応募を受け付けていた。応募作品点数は4,002点。2008年に実施した第1回では3,741点の応募があった。

 入賞作品写真展では、同コンテストの入賞作品85点を展示する。会期は2009年10月14日~27日。開場時間は10時~18時。入場は無料。

 入賞作品写真展の開催にあたり、タムロン代表取締役社長の小野守男氏は「第2回ということで、応募作品が減るかと心配していましたが、今年は前回を上回る応募をいただいたとともに、昨年にもまして、素晴らしい力作や楽しい写真が多く寄せられました」と挨拶。今後も写真コンテストを通して「鉄道の町 大宮」をアピールしていく旨を表明するとともに、「今後も鉄道写真を通して写真文化を味わっていただけたら、という想いでイベントを行なっていきます」と意気込みを語った。

 また、審査員を務めた写真家の広田尚敬氏は応募者層の拡大に触れ、「鉄道を格好よく撮るというだけでなく、鉄道スナップの応募が多いのは大変面白いことだ」とコメント。

タムロン代表取締役社長の小野守男氏テープカットの様子。写真は左から、そごう大宮店店長の坂本博計氏、さいたま商工会議所会頭の川本宣彦氏、さいたま市理事の橋本昇氏、小野守男氏
審査員を務めた広田尚敬氏(左)と矢野直美氏(右)大賞作品をはじめ85点を展示する

 タムロンでは、昨年の受賞作品などを使った告知を掲示するなど、地元大宮でのPR活動を展開している。宣伝部係長の青木隆幸氏によると、機材を揃え、決まった撮影場所できっちりと鉄道を撮る、いわゆる「撮り鉄」層のほかに、もっとライトに鉄道に親しんでいる「プチ鉄道好き」とも呼べる層が潜在的に相当数存在しているのだという。「『鉄道さえ入っていればいい』という比較的緩い条件が、鉄道写真の裾野に広がる『プチ鉄』という層を呼んで、それが応募者数の増加という形で顕在化したのかもしれません」と分析した。

 また第3回以降の展開については、「地域貢献という側面もあるので、少しずつでも規模を拡大しながら、あせらず、地道に続けていきたい」との意向を示した。



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2009/10/14 15:45