ソニー、「α550特別体験会」を東京で開催

〜小澤忠恭氏によるトークショーも

 ソニーは10日、東京・銀座のソニービルで「α550特別体験会」を開催した。11月5日発売予定のデジタル一眼レフカメラ「α550」を展示するイベント。東京では11日も引き続き行ない、以降は福岡と名古屋で順次開催する。会場と日程は次の通り。

開催地日時会場
東京10月11日11時~17時銀座ソニービル8F OPUS(オーパス)
福岡10月17日10時~17時SFI福岡ビル
名古屋10月18日10時~17時SFI名古屋ビル

α550特別体験会

 会場は8階イベントスペースの「OPUS」。α550と交換レンズ、外部ストロボなどのアクセサリーを用意し、実際に組み合わせを試すこともできる。10月22日発売の「DT 30mm F2.8 Macro SAM」、11月発売の「28-75mm F2.8 SAM」も展示している。

 また、そのほかのα900をはじめとする現行のαボディ、交換レンズ、アクセサリー類もケース内に展示していた。

α550特別体験会α330、α380、α230など、現行αも勢ぞろい

α550

 数台のα550が用意されており、自由に試すことができる。銀座ソニーショールームにも同様に触ることのできる実機を用意している。

DT 16-105mm F3.5-5.6を装着したα550新機能のMFチェックライブビューを体験

 カットモデルも展示し、通常撮影時および2種類のライブビュー使用時の光の通り道をそれぞれ見ることができた。

ファインダー撮影時クイックAFライブビュー時MFチェックライブビュー時
α550の新機能「オートHDR」の効果を体験するセットを用意

縦位置グリップ(VG-B50AM)

α550に専用の縦位置グリップ(VG-B50AM)を装着レリーズボタンとダイヤルを備える
AELボタン、露出補正ボタン、ストラップホールバッテリー収納部

交換レンズ

DT 30mm F2.8 Macro SAM28-75mm F2.8 SAM
α550にDT 30mm F2.8 Macro SAMを装着したところ
α900に28-75mm F2.8 SAMを装着したところ。側面にズームロックボタンを備える

カメラバッグ(LCS-MS10)

カメラバッグ(LCS-MS10)グレー(左)、ブラウン(右)ブラウンのフラップは内側がシナバーカラー
内部はカメラ本体とアクセサリー類を入れても余裕のあるサイズ(グレー)フラップをめくった部分にもジッパー付きのポケットを備える(グレー)

「α550体験」レッスン

 6階の常設コーナー「αコミュニティ」では、α550の特徴説明や屋外実写を行ない、プリントまでを体験する「新製品ハートフルレッスン」を実施。すでに参加の受け付けは終了している。

αコミュニティーで行なわれていた「新製品ハートフルレッスン」参加者はシナバーカラーのビブスを着用する

小澤忠恭氏トークショー

小澤忠恭氏

 東京会場では小澤忠恭氏がα550で撮影した作品や、カタログ撮影時の秘話などを紹介するトークショーを行なっていた。10月10日と11日に各日3回ずつ開催。参加費および参加申し込みは不要となっている。

 小澤氏はトークショーの中で、撮影におけるポイント解説も交えた。撮影時のアングルは左右の変化だけでなく、「縦(高さ)の移動」も大事であり、そうした際にα550の可動式液晶は強みになるという。

 また、αで撮影したデータについて、補正をしても崩れることがなく、印刷所にも喜ばれる「リッチなデータ」だと表現。高感度でもディテールは絵のようにならず「生っぽい」と語る。α550は、α100のにおいを感じる「骨太なカメラ」と強調した。

 オートHDR機能についても「カメラがやってこれは立派」と評価。助手と画像編集ソフトがカメラの中にいるようだと話す。

小澤忠恭氏が実際にαで撮影した作品を解説「ノイズが少ない」とモニターを覗き込む小澤忠恭氏

 そして「写真は予測力」と語る小澤氏。ライブビューは予測をしづらいが、ファインダーはその名の通り被写体を見つけるものであり、予測の道具だという。α550はその2つの切り替えが速いため、道具として優れていると語った。

「α550はホールドしやすい」と、鼻と顎でカメラを支える方法を実演「かすかにブレたポートレートがきれい」と、唇でブレを測っていた方法も実演した
カタログ写真の別カットなどを展示する「α550×小澤忠恭」αで撮影した作品が並ぶ「αギャラリー」

 特別展示会の会場には、α550およびαシリーズの展示のほかに、小澤忠恭氏が撮影したα550のカタログ写真の別カットなどを展示する「α550×小澤忠恭」と、αで撮影した作品が並ぶ「αギャラリー」を見ることもできる。



(本誌:鈴木誠)

2009/10/10 18:32