エプソン、ツインLED光源のスキャナー「GT-X820」


カラリオ・スキャナーGT-X820

 エプソンは、白色LED光源を2本搭載したフラットベッドスキャナー「GT-X820」を9月10日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は29,000円台後半の見込み。

 ハイパフォーマンスと高画質をアピールする「カラリオ・スキャナーGT-X」シリーズの最新モデル。A4サイズの原稿サイズに
対応する。フラッグシップモデルの「GT-X970」(2007年9月発売)と同じく読み取り解像度6,400dpiに対応。さらに白色LED光源の「GT-X770」(2007年9月発売)を超える高速スキャンを特徴とする。

 GT-X770と同様、光源に白色LEDを採用。ただしGT-X770の1本に対し、GT-X780でhは2本の白色LEDを搭載した。これによりLサイズで5秒、A4サイズでも6秒(ともに300dpi/カラーでのスキャン時)と、GT-X770の約2倍の高速読み取りを実現している。

 さらに、スキャンボタンを押してから瞬時に必要な光量を確保できるため、光源のウォームアップを待つ必要なくすぐにスキャンできるという。

 センサーには、各色4ライン(計12ライン)構成のCCDを採用。各ラインセンサーの単位画素サイズを大型化した「α-Hyper CCD II」を使用している。PCとの接続はUSB。

 フィルムスキャン機能も搭載する。35mmフィルムはストリップ6コマ×2列、マウント4コマの読み取りに対応。ブローニーフィルム(1列、最大6×22cm)は、GT-X770に比べて約1.8倍の読み取り領域になり、複数コマの同時スキャンに対応した。

 本体サイズは280×485×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.1kg。



(本誌:折本幸治)

2009/9/3 13:46