パナソニック、薄型単焦点レンズ「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」


 パナソニックは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した交換レンズ「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」(H-H020)を9月18日に発売する。価格は5万2,500円。

 単体での発売に加え、同時発表のマイクロフォーサーズボディ「LUMIX DMC-GF1」とのキット設定も用意する。本レンズが付属するDMC-GF1レンズキット(GF1C)の店頭予想価格は9万円前後の見込み。

LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.同時発表のDMC-GF1に装着したところ

 薄型のいわゆる「パンケーキスタイル」の大口径単焦点レンズ。2008年9月の海外イベント「フォトキナ2008」でパナソニックがモックアップを展示して以来、今回が正式な発売のアナウンスとなる。

 焦点距離40mm相当(35mm判換算)の画角となる。5群7枚構成のうち、非球面レンズ2枚3面を効果的に配置することで、高性能化とコンパクト性を両立したという。

 最短撮影距離は0.2m。最大撮影倍率は0.13倍。7枚羽根の円形絞りを採用する。マウント面は金属。

 コンティニュアスAFには対応していない。またパナソニックは、「コンパクトで明るいF1.7を実現するためのレンズ駆動方式を採用した」としており、その結果フォーカス時に動作音や駆動音がすることを発表している。静止画の撮影に問題はない。動画撮影時には動作音が記録されるため、「AF連続動作」をオフにするなどの対策を勧めている。

 フィルター径は46mm。本体サイズは約63×25.5mm(最大径×全長)、重量は約100g。



(本誌:折本幸治)

2009/9/2 15:55