ソニー、ズーム全域F2.8の「28-75mm F2.8 SAM」


 ソニーは28日、35mmフルサイズに対応した標準ズームレンズ「28-75mm F2.8 SAM」(SAL-2875)を海外で発表した。11月に800ドルで発売する。国内での発売は未定。

28-75mm F2.8 SAM(SAL-2875)28-75mm F2.8 SAM(SAL-2875)

 ソニーがPMA09やPIE2009(フォトイメージングエキスポ2009)などで参考出品していたズームレンズ。35mmフルサイズの撮像素子を搭載した「α900」および、同日海外で発表した「α850」などで使用できる。「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM」に比べて、焦点距離を望遠側にずらしたことで開放F2.8を維持しながらも価格を抑えた。今回は「カールツァイス」や「G」の銘は付かない。なお、Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMの米国での実勢価格は1,600ドル程度となっている。

 APS-Cサイズの撮像素子を搭載したカメラに装着した場合の焦点距離は、35mm判換算で42~112.5mmになる。

 レンズ構成は14群16枚。絞りは7枚羽根の円形タイプ。最短撮影距離は38cm。フィルター径は67mm。本体サイズは77.5×94mm(最大径×全長)、重量は約565g。




(本誌:武石修)

2009/8/28 13:09