Chumby、デジタルフォトフレームウィジェットのタッチ&トライ


店舗に置かれたChumby。来店客は自由に触れることができる

 Chumby Industryiesは、東京・恵比寿の「Time Out Cafe & Diner」で、無線LAN対応のウィジェット表示端末「Chumby」(チャンビー)のタッチ&トライを7月18日まで実施している。店舗所在地は東京都渋谷区東3-16-6 リキッドルーム2階。

 店舗内のテーブルとカウンターに全部で5台のChumbyを配置しており、来店客はChumbyを自由に操作できる。

 Chumbyは、3.5型のタッチパネル式液晶ディスプレイや、無線LANを内蔵するウィジェット表示端末。直販価格は2万9,400円。Chumby Industriesでは「インターネットメディアプレイヤー」として訴求している。

 店内では無線LAN内蔵SDHC/SDメモリーカード「Eye-Fi」を挿入したコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-Z400」を用意。撮影した画像が店内の無線LANを介して自動的にPicasaウェブアルバムへアップロードされ、Chumbyの画面に表示されるまでの流れを体験できる。このほか、動画再生、Webラジオの視聴、RSSフィードの表示なども試せた。

タッチ&トライを実施している「Time Out Cafe & Diner」テーブル席のChumbyでWebラジオを聴いているところ
Chumbyのすぐそばには、簡単な操作方法の説明書きが用意されているEXILIM ZOOM EX-Z400とEye-Fiを組み合わせた使用感も試せる

 Chumby Industriesマネージャー、マーケティング担当の森屋幸英氏によると、「Chumbyは多様なウィジェットを導入して楽しむことができるが、とりわけデジカメユーザーの方には、無線LAN対応のデジタルフォトフレームとしての面を訴求している」という。また、「デジタル家電好きの人にも触れてほしい」との意向も示した。

Chumby Industriesマネージャー、マーケティング担当の森屋幸英氏Picasaウェブアルバムにアップロードしたイベントの模様を店頭のChumbyで表示している

 今回のタッチ&トライは、今後のプロモーション活動の土台づくりとしての一面を持つという。「現行のモデルに加え、年内にはさらに2モデルのChumbyを発売する予定。今までのChumbyとの違いは、CPUやメモリ性能の向上と、デザインが異なる点。現行のChumbyと比べてかなりお求めやすい価格になると思うが、機能制限はない」(森屋氏)とのこと。発売のタイミングは日米で同時期を見込む。また、現行機種は併売するとし、今後の方向性として、画面サイズの大型化を目指す可能性も示唆した。

 タッチ&トライ初日の26日、同店舗でEye-Fi、Skype、FON、Pokenとの共同イベントを行なった。イベント当日にTwitterのみで告知したにもかかわらず、400名近い参加者が集まったという。森屋氏はこのイベントを「リアルなユーザーと交流できる貴重な機会だった」と振り返る。

 イベントは今後も順次開催していく予定という。近々、8月に鎌倉の海の家で、現地の事業者を交えてのイベントを企画中とのこと。



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2009/6/29 20:02