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【CP+】EIZO、4K対応23.8型ColorEdgeを出品

動画向け31.1型4Kや異色の正方形モニターも

CP+2015の会場でEIZOは、4K解像度に対応したプロ向け液晶モニタ「ColorEdge CG248-4K」などを出展。新製品だけでなく、カラーマネジメントの重要性などを紹介していた。

CG248-4Kは、カラーマネジメントに対応したColorEdgeシリーズで「史上最高密度」をアピールする4K対応液晶モニタ。23.8型で3,840×2,160ドットの4K解像度に対応したため、画面解像度は185dpiとなり、ColorEdgeシリーズでは最も高解像度になっている。価格は税込27万円。

ColorEdge CG248-4K
左は23型フルHD対応のColorEdge CS230-CNX。見比べてみると、画像の精緻感が異なり、4Kの威力が実感できる

23.8型と手ごろなサイズ感で4Kに対応しているため、特にカメラユーザーに最適としており、来場者の反応もとにかくいいという。AdobeRGBカバー率98%という広色域に対応したほか、デジタルシネマ向けのDCI-P3カバーは93%、JMPAカラー、Japan Colorもサポートする。キャリブレーションセンサーも内蔵している。

同じColorEdgeシリーズで4K対応液晶モニターが「ColorEdge CG318-4K」。31.1型と大型で、解像度はDCI規格の4Kである4,096×2,160ドットに対応しており、特に動画ユーザーをターゲットとした製品。DCI-P3カバー率98%、Adobe RGBカバー率99%など、広色域に加え、キャリブレーションセンサーも内蔵する。

動画向けの4KモニタCG318-4K

ColorEdgeシリーズは、キャリブレーションセンサー内蔵でカラーマネジメントに対応しており、独自のムラ補正回路を搭載して画面全体で均一の色表示を実現。工場出荷段階で、階調ツブレや色つきが出ないように調整がされているなど、写真表示にも適している。写真プリントと画面のカラーマッチングツール「ColorNavigator 6」が付属し、簡単にカラーマッチングができるというのもポイントだろう。

色ムラや階調ツブレがないColorEdgeのメリットをアピール
CP+2015ということで、Adobe RGB対応の重要性も強調していた

ブースでは、実際にMSIやマウスコンピュータのPCを使い、カラーマネジメントの実演や重要性のアピールなどが行われており、カラーマネジメントに興味がある来場者から注目を集めていた。

これは1,920×1,920ドットという正方形の26.5型液晶モニタ「FlexScan EV2730Q」。正方形という形状を生かして、画像編集などでも活用できそう
正確な色再現を生かして、日替わりで写真家の作品も展示していた。これは河野英喜氏の作品

(本誌:折本幸治/小山安博)