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ニコン、「D4」の最新ファームウェアを公開

128GBを超えるCFへの対応など

 ニコンは18日、デジタル一眼レフカメラ「D4」(2012年3月発売)の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はA/BともにVer1.10。

 更新内容は次の通り(引用)。

ファームウェアA:Ver.1.05 / B:Ver.1.03からA:Ver.1.10 / B:Ver.1.10への変更内容

  • カスタムメニューf17に [リモコン (WR) の Fn ボタンの機能] を追加しました。※
  • 128GB を超える CF カードに対応しました。
  • ファインダー撮影時にカスタムメニュー a4 [半押し AF レンズ駆動] が [しない] のときに、AF-ON ボタンを押してピント合わせをすると、AF-ON ボタンから指を放してもフォーカスロックの状態を維持し、常にシャッターを切ることができましたが、次の条件を満たしている場合には、ピントが合わないとシャッターが切れない仕様に変更しました。※
    -AF モードが AF-S
    -AF エリアモードがシングルポイント AF
    -カスタムメニュー a2 [AF-S モード時の優先] の設定が [フォーカス]
  • カメラに XQD カードと一部の CF カードを一緒に入れたときに、上面表示パネルに Err が表示されてしまう現象を修正しました。

 ※の機能については、補足説明書をPDFで公開している。

 なお、ファームアップ時のカメラ設定や、一部CFとの互換性についての補足説明も付け加えられている。詳しくは下記リンクの「Nikon D4 用ファームウェア A:Ver.1.10 / B:Ver.1.10 のダウンロードについて」を参照頂きたい。

 D4は、ニコンが2012年3月に発売した同社一眼レフのフラッグシップ機。AF性能や新開発センサーによる画質向上を特徴とする後継機「D4S」が2014年3月6日に発売済み。

(本誌:鈴木誠)