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EIZO、Adobe RGBカバー率99%の27型液晶モニター「ColorEdge」

今週末から開催のイベントに出品

 EIZOは、カラーマネージメント対応液晶モニター「ColorEdge CG277」「ColorEdge CX271」を11月22日に発売する。同製品は11月9日から全国4都市で行なわれるイベント「EIZO×SILKYPIXセミナー」に展示される。

 デザイン、デジタルフォト、研究分野に向けるカラーマネージメント対応の液晶モニター。同シリーズ専用のカラーマネージメントソフト「ColorNavigator」に対応する。CG277はキャリブレーションセンサー、CX271は外付けセンサーによるキャリブレーション結果の再調整を自動で行なう「コレクションセンサー」を内蔵する。

 CG277の直販価格は19万9,800円。

 CX271は付属品により3つの商品構成を用意。ColorNavigatorと専用キャリブレーションセンサーが付属するCX271-CNX(直販価格15万9,800円。以下同)、センサーをすでに持っているユーザー向けにColorNavigatorのみ付属するCX271-CN(15万4,800円)、無償ソフトColorNavigator Elementsで簡易なカラーマッチングを行なえるCX271(14万9,800円)。

 それぞれCG276、CX270の後継に当たる機種。性能向上のポイントとして、両機種ともAdobe RGBカバー率99%(従来は97%)のIPSパネルを採用し、より引き締まった黒表示を実現。高色域LEDバックライトによる標準消費電力の40%削減(蛍光管採用の従来機比)と、ちらつきが気になりにくい調光方式で疲れ目の緩和効果も期待できるとする。

 また、ColorEdgeシリーズの基本仕様として、階調表現、画面の均一表示、すばやい表示安定性を継承したとする。また、工場で1台ごとにRGB各色0〜255の全階調を個別調整している。5年間(使用時間3万時間以内)の保証がつく。

 いずれも解像度は2,560×1,440。入力端子はHDCP対応のDisplayPort、DVI-D 24ピン、HDMIが各1。USBハブ2ポートも備える。消費電力は最大99W、標準43W。

 外形寸法は646×425-576.5×281.5mm。重量は約12.7kg。

 複数モニターの画面表示を一括管理できるソフト「ColorNavigator NX」を2014年1月10日から無償配布予定。

(本誌:鈴木誠)