オリンパス、GPS搭載・広角端F2のタフネス最上位機「Tough TG-1」
オリンパスは、タフネス性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-1」を6月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。
OLYMPUS Tough TG-1 |
12m防水・2m耐落下・-10度耐低温・100kgf耐荷重の性能を有する、Toughシリーズのフラッグシップ機。発売済みのTough TG-820では省略していたGPS機能と電子コンパスも備えた。圧力センサーによる気圧・標高表示機能を継承。レンズ前7~20cmを照らすマクロLEDも搭載。
GPS機能の利用時は、撮影時にランドマーク名を表示。撮影後は約70万件のランドマークのほか、195の国や地域の中から自動で撮影画像に記録するという。昭文社がランドマークデータを提供した。
アクティブギア画面では、フィールドでの方位・緯度経度の確認に使え、電源オフ時も電子コンパスだけ起動することができる。ロガー機能のほか、アシストデータで位置情報取得時間を短縮するA-GPSにも対応。
撮像素子は有効1,200万画素の1/2.3型CMOSセンサー。レンズは35mm判換算25-100mm相当F2-4.9の4倍ズーム。スーパーマクロ時はレンズ前1cmの接写が可能。
3型約61万ドットの有機ELモニターを搭載する。TGシリーズで有機ELモニターを採用するのは今回が初。
別売の「フィッシュアイコンバーターレンズ」(FCON-T01、1万5,120円)、「テレコンバーターレンズ」(TCON-T01、1万2,810円)を装着すると、それぞれ19mm相当の魚眼撮影、170mm相当の望遠撮影が可能になる。また、「コンバーターアダプター」(CLA-T01、2,520円)の利用で40.5mmのフィルターを装着できる。
フィッシュアイコンバーターレンズ(FCON-T01) | 装着例 |
テレコンバーターレンズ(TCON-T01) | 装着例 |
画像処理エンジンに「TruePic VI」を採用。裏面照射型CMOSセンサーとの組み合わせによる「iHSテクノロジー」により、撮影画質、起動時間、AF速度、連写速度の向上を謳う。HDR逆光補正機能も搭載。
マジックフィルターは既存の「ポップ」、「ピンホール」、「フィッシュアイ」、「スケッチ」、「ウェディング」、「ロック」、「水彩」、「クリスタル」、「ミニチュア」、「ミラー」に、「ドラマチック」と「ランダムタイル」が加わった。
ほかにも、カメラをスライドさせて撮影する3Dフォト撮影機能、全19種類のエフェクトを備えた「メイクアップ」機能などを搭載する。
Eye-Fiカード、USB充電に対応する。
■45m防水のプロテクターなどアクセサリーも用意
45m防水のプロテクター「PT-053」(3万1,500円) | カラビナ付フロートハンドストラップ「CHS-09」(2,940円) |
本革ボディジャケット「CSCH-109」(6,825円)。コンバーターアダプターおよびコンバージョンレンズを装着可能 |
ウェイストラップ(合皮)「CNS-12」(3,780円) | 本革ネックストラップ「CNS-13」(5,040円) |
TG-1+CSCH-109+CNS-13での使用例 |
カラビナ付きカメラケース「CSCH-107」(5,040円、収納例)。コンバーターアダプターを付けたまま収納可能 | シリコンジャケット「CSCH-108」(3,360円、装着例)。コンバーターアダプターおよびコンバージョンレンズを装着可能 |
製品名 | OLYMPUS Tough TG-1 |
撮像素子 | 1/2.3型有効1,200万画素裏面照射型CMOS |
レンズ | 25-100mm相当(35mm判換算)F2-4.9 |
最短撮影距離 (レンズ前) | 1cm(スーパーマクロモード) |
手ブレ補正 | センサーシフト式 |
感度 | ISO100-6400 |
背面モニター | 3型約61万ドット有機EL |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード 内蔵メモリー(7.9MB)、Eye-Fiカード |
連写速度 | 約5枚/秒 |
動画記録 | H.264(最大1,920×1,080ピクセル)など |
バッテリー | リチウムイオンバッテリーパックLI-90B |
外形寸法 | 111.5×66.5×29.1mm |
質量 | 約230g(バッテリー、メモリーカード含む) |
【2012年5月8日14時45分】外観画像とアクセサリーの情報を追加しました。
2012/5/8 14:19