富士フイルム、2/3型センサー・4倍ズームの「X10」を海外発表


 富士フイルムは1日、コンパクトデジタルカメラ「X10」を海外で2011年秋に発売すると発表した。日本での発売は未定。

X10

 外観は「FinePix X100」のイメージを継承しつつ、ボディ全体をブラックとした。光学ビューファインダー、ポップアップ式ストロボ、ホットシューを備える。発売済みX100と異なり、モデル名に「FinePix」を含まない。

 レンズは35mm判換算28-112mm相当、開放F2-2.8のフジノン4倍ズームレンズ。光学手ブレ補正機構も備える。ズーム操作はマニュアルで、カメラの電源スイッチはズームリングの鏡筒繰り出しに連動している(沈胴時にオフとなる)。起動時間は約0.8秒という(クイックスタートモード時)。

 撮像素子は2/3型有効1,200万画素の「EXR CMOS」を採用。感度はISO100〜ISO12800。RAW撮影に対応する。液晶モニターは2.8型46万ドット。電子水準器も備える。

光学ビューファインダーを備える
IFA2011で展示されていたFinePix X10背面。コマンドダイヤル状のものが見える
上面。シャッターボタンにはネジ穴が。右端のダイヤルは露出補正ダイヤルだろうか専用ケースとの組み合わせ例も展示されていた

【2011年9月5日】IFA2011の富士フイルムブースで展示されていた実機の写真を追加しました。



(本誌:鈴木誠)

2011/9/1 15:43