キヤノン、フルHDムービー対応の「IXY 410F」「IXY 210F」

　キヤノンは、フルHD動画記録に対応した薄型コンパクトデジタルカメラ「IXY 410F」と「IXY 210F」を2月17日に発売する。価格はともにオープンプライス。

IXY 410F（レッド）	IXY 210F（ブルー）

■IXY 410F

　2010年2月発売の薄型スタイリッシュモデル「IXY 400F」の後継機種。店頭予想価格は3万円前後の見込み。本体色はレッド、ブラック、シルバー。

　前モデルで焦点距離28-112mm相当の光学4倍ズームだったレンズを広角化および高倍率化。焦点距離24-120mm相当の光学5倍ズームとした。開放F値はF2.7-5.9。

　撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSセンサー。有効画素数は1,210万。同時発表のIXY 31Sなどと同様、高感度対応を謳う「HS SYSYTEM」採用をアピールする。なお、前モデルは有効1,410万画素の1/2.3型CCDだった。

IXY 410F（レッド）	IXY 410F（レッド）

IXY 410F（レッド）	IXY 410F（レッド）

IXY 410F（ブラック）	IXY 410F（ブラック）

IXY 410F（ブラック）	IXY 410F（ブラック）

IXY 410F（ブラック）

IXY 410F（シルバー）	IXY 410F（シルバー）

IXY 410F（シルバー）	IXY 410F（シルバー）

IXY 410F（シルバー）	IXY 410F（シルバー）

　2011年春モデル共通の新機能からは、人物以外の動く主要被写体を検出し、ピントと露出をあわせ続ける「主役フォーカス」を搭載する。カメラが写真の主役を検出し、追尾する機能で、鉄道やペットなどの被写体で、従来の顔優先AFの使い勝手を利用できるという。

　人以外の動く被写体への検知と追尾が可能になったことから、シーン認識機能のこだわりオートも進化。従来の22シーンから32シーンへと認識シーン数が増えている。

　また、前モデルで1,280×720ピクセルだった動画記録が、1,920×1,080ピクセルでのフルHD記録に対応。上位機種のIXY 50Sなどと同様、圧縮方式はH.264を採用する。IXY 400Fになかった動画ボタンの装備も特徴。

　動画機能のひとつとして、写真を撮ると同時に、シャッターを押す直前の4秒間を記録する「ムービーダイジェスト」も利用できる。1日分のムービーダイジェストは1つのファイルになる。

IXY 410F用ケースのIXC-440（レッド）	IXC-440（ブラック）

■IXY 210F

　3型約23万ドットの液晶モニターを採用するカジュアルモデル。店頭予想価格は2万3,000円前後。本体色はブルー、オレンジ、シルバー、ピンク。

　従来機種のIXY 200F（2010年2月発売）の特徴を受け継ぎつつ、CCDを裏面照射型CMOSセンサーにしてHS SYSTEMに対応させるなどの進化を加えている。フルHD記録にも対応し、こだわりオート動画やムービーダイジェストも利用できる。

　レンズは焦点距離28-112mm相当の光学4倍ズームレンズ。開放F値はF2.8-5.9。スペック上はIXY 200Fから変わらない。撮像素子の仕様もIXY 410Fと共通。

IXY 210F（ブルー）	IXY 210F（ブルー）

IXY 210F（ブルー）

IXY 210F（オレンジ）	IXY 210F（オレンジ）

IXY 210F（オレンジ）	IXY 210F（オレンジ）

IXY 210F（シルバー）	IXY 210F（シルバー）

IXY 210F（シルバー）	IXY 210F（シルバー）

IXY 210F（ピンク）	IXY 210F（ピンク）

IXY 210F（ピンク）	IXY 210F（ピンク）

※質量はバッテリー、メディア込み。