オリンパス、F1.8レンズ搭載の高級コンパクト「XZ-1」を海外発表


 Olympus Americaは5日(現地時間)、世界一明るいという開放F1.8-2.5の4倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「XZ-1」を発表した。米国での価格は499.99ドル。発売時期は1月中を予定。国内での発売は未定。

 フォトキナ2010でオリンパスが開発発表した「New flagship digital compact camera」を製品化したものと見られ、デジタル一眼レフカメラユーザーやペンユーザーの小型セカンドカメラとして提案。従来のオリンパス製コンパクトデジタルカメラにない新たなラインナップ要員となる。

 レンズ一体型としては世界一明るいという「iZUIKO f1.8-2.5 6.0-24mm lens」を採用。35mm判換算での焦点距離は、28-112mm相当となっている。

 撮像素子は1/1.63型の1,000万画素CCD。画像処理エンジンはTruePic V。ペンシリーズ同様、アートフィルター(6種類)を使用可能で、E-PL1以降のペンシリーズが搭載しているライブガイドも備えている。背面には3型有機ELモニターを装備。

 ポップアップ式のストロボを内蔵。上面のアクセサリーポートは、EVFの「VF-2」をはじめ、マイクユニット「SEMA-1」、XZ-1と同時発表のマクロツインライト「MAL-1」を装着できる。また、既存のクリップオンストロボ「FL-50R」、「FL-36R」、「FL-14」の調光にも対応する。

 専用水中ハウジング「PT-050」も用意。水深40mでの撮影を可能にするという。

【2011年1月7日】「背面には3型有機ELモニターを装備」を追加しました。
【2011年1月6日】記事初出時、撮像素子のサイズを1/2.33型と誤って表記していました。正しくは1/1.63型です。



(本誌:折本幸治)

2011/1/6 16:17