ニコンサロンbis新宿、福添智子写真展「青い鳥」

　ニコンサロンbis新宿は、福添智子写真展「青い鳥」を11月2日から開催する。

(c)福添智子

しあわせがこの手からこぼれてしまいませぬように
たおやかに流れるよくある祈り
それでもぽろぽろ失くしそうな　そんな気配に包まれていた

　先人の優れた作品と出逢い、心情、心境というものが、こんなにも投影されるものなのか！と作者は感銘し、その実に不確かな現象を信じて、肌身離さずカメラを持ち、自分の出逢う光景を撮ってきた。ふり返ると、傷心旅行の写真ばかり発表してきた。

　2007年冬。夕陽のまぶしいいつもの帰り道。作者は、ふと前方にできた自分の影にハッとする。後ろを向くとタワーマンションがキラリと夕陽をはね返していた。しばらく見ないうちに駅の向こうは新交通の建設ですっかり様変わりしていた。

　作者は、しばらくふさぎ込んでいた自分に気が付いた。季節の光や咲く花々が身に染みた。自分の住む都市を撮り歩こうと思った。今までもそうしてきたのだけれど、もっともっと撮ろうと思った。

　展示する作品は、2008年、季節を巡りながら撮り重ねたものである。カラー45点。（写真展情報より）

　なお、11月6日の13時から14時まで作者によるギャラリートークを開催する。

• 名称：福添智子写真展「青い鳥」
• 会場：ニコンサロンbis新宿
• 住所：東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
• 期間：2010年11月2日～2010年11月8日
• 時間：10時30分～18時30分（最終日は15時）
• 休館日：会期中無休