ペンタックスフォーラム、斎藤正洋写真展「Antarctica ~南極~ もう秘境でない美しい地球の果てへ」


 ペンタックスフォーラムは、斎藤正洋写真展「Antarctica ~南極~ もう秘境でない美しい地球の果てへ」を9月29日から開催する。

(c)斎藤正洋
 南極半島が見えた場所で心から思ったのは、地球はこれほど美しかったのか…ということだった。

 巨大な、そして碧い氷があちらこちらに浮いている。そんな見た事のない風景から南極の旅は始まる。そして、海からアルプスのような山々が、そのまま海から立ち上がっていく風景が次々に現れる。

 人を拒むような場所では、自然にある全ての色を見ることが出来るのかもしれない…昼の空と海の青の時間。緯度の影響でゆっくりと過ぎる日没の赤の時間。そして完全に空が沈まない深紺の時間。

 「神様が遊ぶ場所」はこういうところではないかと思った。

 少し複雑な気分だが、現代において南極は既に秘境ではない。2万人ほどの観光客が訪れる観光地でもある。そして実際に地球の極限に立ってみることで認識出来た一つは、まだこれだけの自然が残っているという安心感。もう一つは、この星でしか私たちは暮らせないという実感だった。出来る事ならば、守るべきこの星の南の果てを、多くの人に見て欲しいと感じた。そして守るべき地球のすばらしさを伝えられれば、と思いながらファインダーを覗いていた。(写真展情報より作者コメントを引用)

 なお、10月1日と6日の17時30分から作者によるギャラリートークを開催する。

  • 名称:Antarctica ~南極~ もう秘境でない美しい地球の果てへ
  • 会場:ペンタックスフォーラム
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階) ペンタックススクエア内
  • 期間:2010年9月29日~2010年10月11日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は16時まで)
  • 休館日:火曜日
  • 入場料:無料

(デジカメWatch編集部)

2010/9/15 00:00