ペンタックス部門の営業益が改善、HOYAが通期を上方修正


 HOYA株式会社は9日、平成22年3月期の通期業績予想を修正した。売上高は431億9,400万円減の4,110億円(前年同期比9.5%減)、営業利益は19億600万円増の610億円(3.2%増)、純利益は98億9,100万円増の350億円(39.4%増)になる見通し。

 円高やデフレなど市場環境の悪化と、主要製品の大幅な価格低下および受注量の減少を受け、減収となる見通し。一方、ペンタックス部門の営業損益の改善による増益を見込む。

 HOYAペンタックス事業部は、平成21年度第3四半期連結決算で39億3,000万円の営業損失を計上。HOYAが9日に発表した平成22年度第3四半期決算で、同事業部は売上高802億3,000万円、営業利益は14億3,600万円となった。デジタル一眼レフカメラの販売台数が増加したものの、価格競争により全体としては減収だが、構造改革によるコスト削減などにより増益に転じた。



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2010/2/10 19:26