コシナ、大口径標準レンズ「ノクトン50mm F1.1」


 コシナは、VMマウントのMF単焦点レンズ「ノクトン(NOKTON)50mm F1.1」を6月に発売する。価格は13万1,250円。

ノクトン(NOKTON)50mm F1.1。ねじ込み式の標準フードを装着したところオプションのスリット入りフード「LH-7」。ツァイスイコンまたはライカで使用できる

 焦点距離50mmで開放F値F1.1を実現した大口径の標準レンズ。マウントは、ライカMマウント互換のVMマウントを採用する。同社の銀塩カメラ「ベッサ」(Bessa)シリーズの発売10周年を記念した製品。ベッサ発売10周年記念は、レンジファインダー用ズームファインダーと「スーパーワイドヘリアー15mm F4.5 Aspherical II」に続く第3弾。

 超高屈折率ガラスを投入し描写性能を追求したほか、周辺光量も開放絞りから充分に確保したという。F1.1ながらフィルター径58mm、重量428gと小型軽量に仕上げた。

 レンズ構成は6群7枚。最短撮影距離は1m。距離計連動範囲は1m~∞。絞り羽根枚数は10枚。サイズは69.6×57.2mm(最大径×長さ)。ねじ込み式の標準フードが付属する。また、ツァイスイコンまたはライカで使用可能なスリット入りフード「SH-7」をオプションで用意する。価格は1万3,440円。なお、SH-7は基線長の関係でベッサシリーズでは使用できない。



(本誌:武石修)

2009/5/20 12:49