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キヤノン、約4万円の超広角レンズ「RF16mm F2.8 STM」。“RF50mm F1.8 STM同等のサイズ感”

キヤノンは、RFマウント交換レンズ「RF16mm F2.8 STM」を10月下旬に発売する。価格はオープン。同社公式オンラインショップでの販売価格は4万1,800円(税込)。

焦点距離16mmながら薄型設計を採用した単焦点レンズ。開放F2.8の大口径と最短撮影距離の短さ(0.13m)を活かしたボケ表現が可能なほか、広い画角を活かして室内や天体の撮影にも活用できるとしている。

最大径×全長は約69.2×40.2mmで、同じく小型・軽量を特徴とする単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」と同等のサイズ感を実現した(50mm F1.8の全長は約40.5mm。最大径は同じ)。重量は約165gで、ハンドグリップなどのアクセサリーと組み合わせ、カメラを片手に持った状態でのグループ自撮りなどにも便利だとしている。EOS R6と組み合わせた際の重量の合計は約845g。

レンズ構成は7群9枚。PMo非球面レンズ1枚の採用により諸収差を補正して、至近~無限遠まで周辺画質を向上させたという。また、各収差の補正にはカメラ内画像処理との連携も活用している。

レンズ形状とコーティングの適正化により、フレアやゴーストの発生を抑制。逆光での撮影時にもコントラストの低下を抑えるとしている。

フォーカスリングをコントロールリングとしても使用できる構造(スイッチによる切り替え式)とすることでレンズ全体の小型・軽量化を実現しているという。

AF駆動はSTM。最短撮影距離は0.13m。最大撮影倍率は0.26倍。絞り羽根の枚数は7枚(円形絞り)。フィルター径は43mm。レンズフードは別売で「EW-65C」を用意している。

なお、本レンズはカメラ装着時に「歪曲収差補正」がオートで有効に設定されるとしており、EOS R、RP、Ra、R5、R6各機との組み合わせでは多重露出撮影が不可になっているという。

本誌:宮本義朗