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キヤノン、RFマウント初の手頃な超望遠ズーム「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」。手ブレ補正内蔵・エクステンダー対応。約9万円

キヤノンは、RFマウント交換レンズ「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」を10月下旬に発売する。価格はオープン。同社公式オンラインショップでの販売価格は9万500円(税込)。

100mmから400mmまでの4倍のズーム比を確保しながらも全長約164.7mmと重量約635gの小型軽量性を特徴とする望遠ズームレンズ。また最大径は約79.5mmと、350mlのタンブラーと同程度のサイズ感もポイントだとしている。絞り値はF5.6~F8で焦点距離に応じて変化するタイプ。

RFマウントの超望遠ズームレンズには「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」(税込36万8,500円・約1,370g)があり、本製品はズーム比と開放F値の明るさで譲るものの、10万円を切る価格帯と、RF100-500mmの半分以下となる重量が特徴。2本とも1.4倍/2倍のエクステンダー装着に対応している。

レンズ構成は9群12枚。UDレンズ1枚を適切に組み合わせることでズーム全域で色収差を補正したほか、色滲みの少ない描写を実現した。このほかPMo非球面レンズを1枚採用している。

レンズ内手ブレ補正機構を搭載。補正効果はレンズ単体で5.5段分。ボディ内手ブレ補正機構を備えるEOS R5およびR6と組み合わせた場合、協調制御により最大6段分の補正効果が得られるとしている。

AF駆動はナノUSMを採用した。また、フォーカスレンズ群を後ろ側に配置するリアフォーカスとすることで、望遠レンズながら高速かつ滑らかなAFを実現したとしている。

テレコンバーター「EXTENDER RF1.4×」と「EXTENDER RF2×」に対応。RF1.4×装着時には開放絞りが1段分、RF2×装着時には2段分暗くなる。

最短撮影距離は0.88(200mm時)~1.2m(400mm時)。最大撮影倍率は0.41倍(400mm時)。絞り羽根の枚数は9枚。

レンズ鏡筒にはコントロールリング、フォーカスリング、ズームリング、ズームリングロックレバー、フォーカスモードスイッチ、手ブレ補正スイッチが搭載されている。

最大径×全長は約79.5×164.7mm。重量は約635g。フィルター径は67mm。レンズフードは別売の「ET-74B」が使用可能。三脚座の用意はない。

本誌:宮本義朗