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Xperia 1IIとXperia 5IIにAndroid 11へのアップデートプログラム

カメラの外部モニター化できる機能も追加

対象機種のひとつXperia 1II(写真はグローバル版)

ソニーモバイルコミュニケーションズが、Xperia 1IIおよびXperia 5II向けにAndroid 11へのOSアップデートプログラムを公開している。

1月19日より提供がはじまったもので、本稿執筆時点ではXperia 1IIがau向けの端末(SOG01)、Xperia 5IIはソフトバンク向けの端末となっている。他キャリアへのアップデートプログラムの提供は順次実施となる見通し。

アップデート内容はOSのバージョンアップのほか、アプリの機能向上も含まれている。カメラ関係では、「Photography Pro」や「Cinematography Pro」の機能が向上する。内容はXperia 5IIで新たに実装された機能がXperia 1IIでも利用できるようになるというもの。

このほか、両機種を対象としたアップデート内容では、カメラとのHDMI接続でXperiaを外部モニター化するアプリの追加が含まれている。カメラ関係以外の共通アップデートには、このほか画面操作を録画できる「スクリーンレコード」や、「メディアコントロール」(クイック設定から音楽の再生や接続デバイスの切り替えができるようになる)、付近のAndroidデバイスとファイルやリンクを共有できる「ニアバイシェア」のクイック設定への追加などが含まれている。

カメラ関係のアップデート内容詳細は以下のとおり。なお、同じ機種であってもキャリアによってはアップデート機能が対応しない場合もあるとして、同社は注意を呼びかけている。

Photography Pro

アップデート対象機種はXperia 1IIのみ。Xperia 5 IIはAndroid 10で対応済み。

撮影画面の縦横比変更に対応

撮影画面の設定メニューから撮影縦横比が変更できるようになった(保存するファイル形式によって選択できる縦横比は異なる)。

MRモードを追加

撮影モードにMR(登録呼び出し)モードが追加。あらかじめ登録した撮影設定の呼び出しが可能になった。

連写時フィードバックインジケーターのオンオフ切り替え

連写時のフィードバックインジケーター表示のオン・オフが選択できるようになった。設定はPhotography Pro内の「MENU」→「撮影」から変更できる。

Cinematography Pro

アップデート対象機種はXperia 1IIのみ。Xperia 5 IIはAndroid 10で対応済み。

4K HDR 120コマ/秒のスローモーション撮影に対応

4K HDR 120コマ/秒のスローモーション撮影に対応した。

外部モニターアプリ

対象機種

Xperia 1IIおよびXperia 5 IIの双方が対象。

内容

カメラと接続することで、Xperia 1IIまたはXperia 5 IIをモニターとして利用できるようになる。

接続方法

UVC(USB Video Class)に対応するHDMI-USB変換アダプタを介して接続する(Xperia 1IIおよびXperia 5 II側の端子はUSB Type-C)。設定アプリから、「機器接続」→「接続の設定」→「外部モニター」をONにすると、アプリトレイ内に「外部モニターアプリ」が追加される。

本誌:宮澤孝周