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富士フイルム、赤外領域を撮影できる「GFX100 IR」発表。専門機関向け

"ピクセルシフトマルチショット"併用で4億画素アーカイブも

FUJIFILM GFX100(通常モデル)

富士フイルム株式会社は11月25日、「FUJIFILM GFX100 IRバージョン」(GFX100 IR)の受注を12月1日に開始すると発表した。専門機関向けの受注生産品で、個人利用を目的とした一般向け販売は行わないという。

文化財・美術品などのデジタルアーカイブや研究分野に導入されているというGFX100を、赤外線(IR)領域撮影にも対応させたバージョン。被写体に応じた可視光カットフィルターを用いて、顔料解析や不鮮明な文字の解読などが可能になるという。

また、同日発表のピクセルシフトマルチショット機能による4億画素(1億200万画素のイメージセンサーをシフトさせながら連写合成を行う)での記録にも対応。「お客様のアーカイブ・研究調査を飛躍的に前進させ、新たな史実の発見に寄与していきます」としている。

本誌:鈴木誠