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ペンタックス新型APS-C機の名称が「K-3 Mark III」に決定

リコーおよびリコーイメージングは10月27日、年内の発売を予告していたAPS-Cセンサー搭載フラッグシップ一眼レフカメラについて、製品名称を「PENTAX K-3 Mark III」に決定したと発表した。発売時期および価格については未定。

2020年中の発売を予告していた製品。現在開発の最終段階を迎えているとして、具体的な時期および価格については改めてお伝えしたいと案内している。目処としてはCP+2021(2021年2月25~28日にかけてパシフィコ横浜で開催を予定)頃を目指して開発を進めているという。

本モデルは2019年9月に開発が報じられた、「PENTAX ミーティング 100周年スペシャル」(国内では札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5都市で開催された)において開発段階の製品がお披露目された。当初CP+2020での展示を予定していたが、イベント開催中止をうけて、開発状況を伝える動画「CP+2020 まぼろしの参考展示PENTAX製品 ご紹介映像」を2020年5月に公開。具体的な製品の内容が報じられたのは7月16日配信の動画「これからのPENTAXカメラが大切にしていくこと」においてだった。

同社は、PENTAXカメラのブランドビジョンを打ち出した「PENTAX STATEMENT」を体現する製品だと位置づけており、本製品を通じて一眼レフカメラならではの価値や楽しさを訴求する考え。

K-3シリーズは、初代モデルが2013年11月に発売。リアル・レゾリューション・システムなどを搭載した後継機PENTAX K-3 IIが2015年5月に発売されていた。後継機としてはおよそ5年ぶり、同社APS-Cセンサー搭載の現行モデル「PENTAX KP」(2017年2月発売)からは、およそ3年ぶりの新機種登場ということになる。

本発表にあわせて新たなメッセージ動画も公開されている。詳細は追ってお伝えしたい。

本誌:宮澤孝周