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オリンパス、内蔵EVF+自撮り対応モニターの小型機「OM-D E-M10 Mark IV」

5軸手ブレ補正を継承 キットレンズ装着時500g未満の軽さで訴求

オリンパスは、ミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV」を9月18日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体が税別9万円前後、ダブルズームキット(14-42mm F3.5-5.6 EZ+40-150mm F4.0-5.6 R)が税別12万円前後。カラーはともにシルバーとブラックが選べる。

シルバー
ブラック

EVF内蔵のマイクロフォーサーズ機「OM-D」シリーズで最も手頃なE-M10シリーズの最新モデル。ボディ内5軸手ブレ補正(4段→4.5段分に向上)やセルフィー対応のチルト式モニターを搭載し、キットレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」(35mm判換算28-84mm相当)と組み合わせた重量は500gを切る(約476g)点を特徴としている。

ダブルズームキットに付属する「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」(35mm判換算80-300mm相当)

撮像素子は約2,030万画素。従来モデルのE-M10 Mark IIIは約1,605万画素だった。画像処理エンジンはTruePic VIIIで同じ。EVFは236万ドットで従来と同じ。

AF機能は引き続きコントラストAFのみ。C-AF(コンティニュアスAF)や顔優先・瞳優先AFが進化しているという。4K動画記録に対応する。

外観では、グリップ部の形状を変更。通常撮影時のグリップ向上のほか、セルフィー時に左手で持つことを想定して、背面(液晶モニターと十字キーの間)にも突起を設けた。液晶モニターをレンズ側に反転すると自分撮りモードが起動し、画面上のシャッターボタンに触れた1秒後にシャッターが切れるなどの機能が用意されている。

モードダイヤルには通常の露出モードのほかに、撮影シーンに合わせた設定を呼び出す「SCN」、ライブコンポジットや多重露出を備える「AP」(アドンバンストフォト)、オリンパス機ではお馴染みとなっているエフェクト機能「ART」(アートフィルター)を用意し、ダイヤル操作で呼び出せるようになっている。アートフィルターにはノスタルジックな雰囲気を表現できるという「ネオノスタルジー」を新搭載した。

E-M10 Mark IVでの新対応として、USB端子(microUSB形状)からのバッテリー充電や、電波式外部フラッシュを利用可能な点がある。

Wi-Fi/Bluetoothによるスマホ連携機能も搭載。対応アプリのインストールで、画像転送やリモート撮影といった機能を使える。

専用アプリ「OI.Share」は、撮影テクニックを学べるというフォトガイドを収録。

外形寸法は121.7×84.4×49.0m。重量は383g(バッテリー、メディア込み)、335g(本体のみ)。

従来機のE-M10 Mark IIIは、同121.5×83.6×49.5mm、約410g、約362gだった。

本誌:鈴木誠