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パナソニック、海外でマイクロフォーサーズ機「LUMIX G100」を発表

Vlog向け機能を充実 内蔵EVF・フリーアングル式モニター搭載

パナソニックは、マイクロフォーサーズカメラ「LUMIX G100」を海外で7月下旬に発売する。英国での想定価格は本体のみが589.99ポンド、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」とトライポッドグリップを組み合わせたキットが719.99ポンド。日本での発売に関する情報はない。

有効2,030万画素のMOSセンサーを搭載するマイクロフォーサーズ機。4K/FHD動画記録に対応し、V-Log L記録も可能。最高設定感度はISO 25600。対応レンズの装着時には、5軸のハイブリッド手ブレ補正を利用できるという。約368万ドットのEVFも内蔵している。

Vlog(ビデオブログ)用の動画撮影に適した機能をアピール。フリーアングル式のモニターを動かすことでセルフィー向きの動画記録設定に自動変更されたり、有名なソーシャルメディア用に設定されたアスペクト比を使用したり、撮影時にはライブビュー画面を赤く囲んで録画中であることを明示するなどの機能を備えている。

また、ノキアのオーディオ機能「OZO Audio」をミラーレスカメラで初めて搭載したという。3つの内蔵マイクで集音しながら、顔を検出した方向の音のみを記録するなど、5つのサウンドモード(集音する方向などが異なる)を用意。その効果を"もう外付けマイクへの投資はいらない"と表現している(3.5mm外部マイク端子も搭載)。

外形寸法は115.6×82.5×54.2mm。重量は303g(本体のみ)、345g(バッテリー、SD込み)。12-32mmの沈胴式キットレンズ(35mm判換算24-64mm相当)も装着した状態での重量は412g。

Wi-Fi/Bluetooth機能を搭載。USB充電にも対応する。記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。

トライポッドグリップ「DMW-SHGR1」を組み合わせると、撮影時のグリップやミニ三脚になり、カメラのUSB端子と接続することで動画記録のスタート/ストップを操作できるという。同製品はG100のほか、GH5、GH5S、G9、G90、G80でも使用可能としている。

本誌:鈴木誠