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サンディスク、エクトリームプロCFexpress Type BカードがニコンZ 7/Z 6に対応

新型番製品で動作検証・確認

ウエスタンデジタルは、サンディスクブランドのCFexpressカード「エクトリームプロ CFexpress Type B カード」を5月1日付でリニューアルした。

新しい製品は、型番の末尾が「xxxNN」と記載されており、旧製品は同じく型番の記載が「xxxIN」となっている。64GB、128GB、256GB、512GBの現ラインアップすべての容量の製品が対象。

このリニューアルの理由について同社は、「性能や互換性向上のため」と説明しており、カードラベルに記載されているリード・ライトの数値自体は同じ(読取速度:最大1,700MB/秒、書込速度:最大1,400MB/秒)ものの、新製品「xxxNN」では、ニコンのミラーレスカメラZ 7およびZ 6での動作検証で、問題なく使用できることが確認できているという。

同社の「サンディスク CFexpress 互換性リスト」(2020年4月23日更新版:記事末尾の関連リンク欄参照)では、カメラのファームウェアアップデートを条件に使用できるとの記載がみられるとおり、互換性が向上している。なお、動作確認できているカードは、新型番の「xxxNN」のみ。旧「xxxIN」タイプは対応していない。

他の動作確認が完了しているカメラ製品は、同リストによれば、パナソニックLUMIX S1/S1R、キヤノンEOS-1D X Mark IIIが掲出されている。このほか同社への確認では、キヤノンEOS C500 Mark IIでの動作確認もとれているとのことだった。また、各カメラメーカーで開発中・発売予定の製品についても今後サポートされる予定との回答が得られた。

本記事時点で、筆者の確認できた範囲では新旧製品が併売(ヨドバシ.com、ビックカメラ.comなど)されており、市場には新旧製品が混在する状態となっていることが確認できたほか、新旧製品で価格差が開いているケースも見られた。

新旧カードではカード表面のラベルが同じとなっているため見た目での判別が難しい状態となっている。新旧の判別方法は製品型番の記載を確認するほか、カード裏面のCFexpressロゴの色で識別することもできる、とのこと。新しくなったカード「xxxNN」では、カード裏面のCFexpressロゴが赤/黒印字されていおり、「xxxIN」は黒1色での印字となっているとのことだった。

[参考]旧型番の512GBカード。裏面のCFexpressロゴが黒1色となっている

繰り返しとなるが、同社への確認ではスペック自体に違いはなく、旧カード製品でも新たに動作確認がとれたというニコンZ 7/Z 6を除き、すでに対応しているカメラでの使用は可能だとしている。なお、ニコンイメージングジャパンがWeb上で公開しているニコンZ 7/Z 6仕様表の「使用できるCFexpressカード」欄に同製品の記載はまだないが、同社サポートページ「Z 7/Z 6 に使用できるメモリーカード(XQD カード /CFexpress カード)を教えてください」(2020月5月8日更新)に、新しい型番の製品が追加されている。

本誌:宮澤孝周