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キヤノンEOS R5は「犬・猫・鳥」の瞳AFに対応

8K動画を内部記録可能 デュアルピクセルCMOS AFも

キヤノンは3月13日、2月に開発発表したミラーレスカメラ「EOS R5」の追加情報を公開した。AF被写体検出と、8K動画撮影に関する新情報がある。

AF被写体検出

新要素として"「犬・猫・鳥」の「全身・顔・瞳」に対応"と記載されている。

AF検出する被写体として「鳥」を挙げているミラーレスカメラは多くなく、さらに鳥の"顔や瞳"への対応を明言している製品となると、前例がないと思われる。

8K動画撮影

EOS R5は8K動画撮影に対応し、静止画切り出し可能であることが公表済み。今回は、それに加えて以下の仕様が明らかになった。

・フレームレート29.97fpsを実現
・水平方向クロップなしでの撮影可能
・全モードでデュアルピクセルCMOS AF可能
・内部記録可能

デュアルピクセルCMOS AFとは、キヤノンのEOSデジタル一眼レフカメラから採用が始まっている機能で、有効画素が撮像と位相差検出の機能を兼ねるAF技術。ライブビュー撮影時に撮像面における位相差検出でのAFが可能になる。

なお、「内部記録可能」については、カメラが内蔵メモリーを持つということではないと注記されている。レンズ交換式デジタルカメラにおける本格的な動画撮影では、カメラで撮影した映像をHDMI接続した外部レコーダーに記録するケースもあるが、この場合の内部記録可能とは、カメラ以外の外部機器を使わず、カメラに装填したメモリーカードに動画を直接保存できるという意味。

ちなみにEOS R5の記録メディアに関する情報は「デュアルスロット対応」とだけ明らかになっている。

開催中止となったCP+2020に展示予定だった「EOS R5」の外観や、開発発表時に公開された仕様については既報記事をご覧いただきたい。

Canon EOS R5(CP+2020展示予定機)(3/3掲載)
キヤノン、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」を開発発表 超望遠ズームやエクステンダーなど、2020年にRFレンズを9本発売(2/13掲載)

本誌:鈴木誠