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「ライカM10-P」に全米撮影監督協会の設立100周年記念モデル

共同開発したシネルックを搭載 PLマウントアダプターが付属

ライカカメラジャパンは、特別限定モデル「ライカM10-P "ASC 100 Edition"」を10月に発売する。希望小売価格は税別250万円。

全米撮影監督協会(American Society of Cinematographers, ASC)の設立100周年を記念し、映画界に敬意を表したという限定モデル。特別仕様の「ライカM10-P」と「ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH.」を組み合わせたほか、外付けEVFの「ビゾフレックス」と、PLマウントのシネレンズをMマウントに変換する「ライカM-PLマウント」アダプターも付属する。

本モデルには、35mm映画用フィルムの質感を得られるという「ASC Cine Classic」モード、現代映画の最先端のデジタル的な質感を表現できるという「ASC Contemporary」モードを搭載。世界的に影響力を持つ映画製作者や全米撮影監督協会とライカが共同開発した。また、映画製作に用いられる様々なアスペクト比をブライトフレームとして表示する機能も持っているという。

カメラの外観は、ブラッククローム仕上げにブラックの文字を刻んでいる。外装レザーはライカSLを想起させるもので、機能的な印象を強めるという。セットのレンズであるズミクロン35mmにはゴールドのアルマイト仕上げが施され、小型カメラ"ライカ"の原点である「ウル・ライカ」と呼ばれる試作機の真鍮部を思い起こさせるとしている。

本誌:鈴木誠