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バリアングル式モニターのAPS-Cミラーレス「FUJIFILM X-A7」

Android端末との有線接続に対応 銅配線で高速読み出しも

富士フイルムは、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A7」を10月下旬に発売する。商品構成は「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が付属するレンズキットのみで、ボディ単体では販売しない。価格はオープン。店頭予想価格は税別8万4,500円。カラーはシルバーとキャメル。

新開発の有効約2,424万画素CMOSセンサーを搭載。全面をカバーする像面位相差AF対応により、高速・高精度なAFが可能だという。また、銅配線の採用による高速読み出しで、電子シャッター撮影時のローリングシャッター歪みも大幅に軽減したとしている。

感度はISO 200〜12800(拡張でISO 100〜51200)。動画記録は最大で4K/29.97pまで対応(全画素読み出し)。超音波方式のセンサークリーニング機構を備える。

シルバー
キャメル

背面モニターはタッチ操作対応の3.5型約276万ドット。バリアングル式で自分撮りも可能。晴天屋外でも被写体をはっきり確認できる輝度を持っているという。

通信機能はWi-Fi/Bluetoothに対応。Android端末との組み合わせでは、カメラ側のUSB Type-C端子(USB 2.0)との有線接続も可能。無線通信に比べて約8倍の速度で高速転送できるという。

連写速度は高速設定が約6.0コマ/秒(JPEG連続約13枚まで)、低速設定が約3.0コマ/秒(JPEGでカードフルまで)。

シャッター速度はメカで最高1/4,000秒、電子で最高1/32,000秒。シンクロ速度は1/180秒。バルブは最長60分。

手動ポップアップ式の内蔵ストロボを備える。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。

バッテリーは「NP-126S」。撮影可能枚数はスタンダードで約270枚、エコノミーで約440枚。

外形寸法は119.0×67.7×41.1mm。重量は約320g(バッテリーメディア込み)、約271g(本体のみ)。

本誌:鈴木誠