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タムロン、小型軽量のフルサイズ広角ズーム「17-35mm F/2.8-4 Di OSD」

フィルター径77mm・重量460g

株式会社タムロンは、交換レンズ「17-35mm F/2.8-4 Di OSD」(Model A037)のニコン用を9月4日に発売する。希望小売価格は税別8万5,000円。キヤノン用も順次発売としている。

35mmフルサイズ対応の広角ズームレンズ。気軽に持ち歩いてもらうことをコンセプトに、手ブレ補正(VC)も省略し、クラス最小最軽量という長さ約90mm・重量460gにまとめた。

同社製品の「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」(Model A012)とは異なるコンセプトで棲み分け、本レンズはズーム全域開放F4の製品群がライバルとなる。

AF駆動に新開発のOSD(Optimized Silent Drive)を採用。性能のほか、コストや信頼性でもメリットのあるDCモーターを使いつつ、減速ギアなどの構造を最適化。AFの静音化と高速・高精度化を実現したとしている。

ゴーストやフレアを抑えるBBARコーティングや、前玉への防汚コートを施した。レンズ鏡筒は簡易防滴仕様。

レンズ構成は10群15枚(非球面2枚を含む)。絞り羽根は7枚(円形絞り)。最短撮影距離はズーム全域で0.28m。フィルター径は77mm。最小絞りはF16〜22。

最大径は83.6mm。長さはキヤノン用が92.5mm、ニコン用は90mm。重量はキヤノン用、ニコン用ともに460g。花形フードとレンズキャップが付属する。

別売アクセサリーの「TAMRON TAP-in Console」に対応。レンズファームウェアの更新やAF合焦位置のカスタマイズをユーザー自身で行える。

本誌:鈴木誠