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キヤノン、裏面シール紙の小型プリンター「iNSPiC」

ZINKペーパー使用 中高生〜社会人の女性ユーザーに訴求

キヤノンは、スマートフォンに保存した画像をプリントできる小型プリンター「iNSPiC」(インスピック)を9月6日に発売する。税別の直販価格は、プリンター本体が1万5,880円、フォトペーパーの20枚入りが税別900円、50枚入りが2,150円。

ZINK社のZero Ink Printing技術により、インクカートリッジ不要でプリントする製品。ZINKフォトペーパーは裏面がシールになっているため、ノートやパソコンなどの身の回り品に貼って楽しめるという。用紙サイズは76×50mm。

スマートフォンとはBluetoothで接続。専用アプリ「Canon Mini Print」はiOS 9.0以降/Android 4.4以降に対応する。

iPhone X(右)とのサイズ比較

プリント速度は1枚約50秒。キヤノンが販売するキヤノン用フォトペーパーは、用紙に同梱されているシート(スマートシート)から情報を読み込ませることで、プリンター側の調整を最適化するという。

外形寸法は118.3×82.4×18.7mm。充電式の内蔵電池を含む重量は160g。キヤノン用ZINKフォトペーパー10枚が付属する。

充電時間は約90分。付属のUSBケーブルを使って充電する。フル充電の状態で約20枚プリントできる。

同社によるとアメリカでは2015年からミニフォトプリンターの市場が拡大しており、4月に「IVY」の名前でZINKプリンターを投入。今回の製品は、これをベースに日本国内でマーケティングを行い、製品名と本体カラーバリエーションをローカライズした。アナログ体験の得られるコミュニケーションツールとして、中高生〜社会人の女性ユーザーに訴求する。

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本誌:鈴木誠