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Peak Design、ストラップ用コネクター「アンカーV3」の改良品を無償送付

使用方法により紐が早く摩耗 Webからの申し込みで順次発送

アンカーV3は従来より高密度な織の紐を採用することで、アイレットに直接通せるほどの細さでも従来通りの耐荷重を実現していた。

Peak Designは6月8日、同社カメラストラップシステムの丸いコネクター「アンカーV3」のユーザーに対し、改良品の「アンカーV4」を無償送付すると発表した。

2017年8月から出荷されている「アンカーV3」をカメラのストラップホール(アイレット)に直接取り付けた場合、アイレットの内側の仕上げによって紐が早く摩耗してしまうケースがあると判明。改良品「アンカーV4」に無償アップデートすることが決定した。

Webフォームから「アンカーV3をいくつ持っているか」などの質問に回答すると、無償で同数のアンカーV4が送付される。本件はアメリカのPeak Design本社が問い合わせ対応および改良品の発送を行うというが、日本のユーザー向けには輸入代理店の銀一が日本語ページ(送り先の住所などは英語で記入)も用意している。

Peak Designでは、アンカーV4の到着までは三角環や二重環を介してアンカーV3をカメラに取り付けるか、太い紐を採用する従来モデル「アンカーV2」が手元にあればそれを使用してほしいとしている。

なお同社Webサイトには、6月22日時点でアンカーV4の出荷が始まっており、今後も順次発送が行われると記載されている。

左:アンカーV3、右:アンカーV2。紐の太さ、丸いディスク部分の形状とPDロゴで見分けられる。アンカーV4には、アンカーV2と同じ紐が再び採用される。

6月29日追記:Peak Designおよび銀一からのコメント

Peak Designの日本輸入代理店である銀一株式会社から届いた、Peak Designおよび銀一株式会社のコメントを以下に引用します。

Peak Designよりアンカーアップデートキット発送状況のご連絡

ピークデザインにて実施中のアンカー無償アップデートについて、創業者のPeter Dering(ピーター・ダーリン)より以下のメッセージが届きました。

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大切なお客様へ

ピークデザインのピーターです。アンカーアップデートキットの発送状況についてお知らせいたします。

アンカーアップデートキットに同梱されるスプリットリングの供給の兼ね合いで、お客様への発送手配が当初の予定よりも遅れております。ご迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫びいたします。 お手元に届くまで今しばらくお待ちください。

現在の見込みとしては、7月20日頃よりサンフランシスコから順次発送を始められる予定です。発送から日本へのお届けまで、5〜10日程いただきます。

お客様のアンカーアップデートキットの発送手配が完了いたしましたら、メールにてご連絡いたします。

今後ともピークデザインをよろしくお願いいたします。
Happy Shooting,

ピーター
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今回のアンカーアップデートに関する詳細は、こちらの銀一株式会社のリンクよりご確認いただけます。
https://www.ginichi.co.jp/news/4552

この記事ではピークデザインより推奨されている、お手元のアンカーを安全にお使いいただくための方法を改めてご紹介いたします。

V2のアンカーをお持ちの場合は、今までどおりお使いいただけます。本製品のコードはV4と同じものです。

V3のアンカーをお持ちの場合は、三角カンやスプリットリングをカメラのストラップホールに取り付けてください。これにより、ストラップホールとアンカーのコードとの摩擦を防ぎ、コードが摩耗することにより起こる不具合を防ぎます。

また、V3のアンカーもアンカーマウントやスタンダードプレート、デュアルプレート、プロプレートに取り付けることで、安全にご使用いただけます。アンカーマウントやピークデザイン社製のプレートは表面が滑らかな設計で、アンカーのコードとの摩擦も少ないつくりになっています。

※こちらの方法は、アンカーアップデート受付フォームの最後で紹介されております。

スプリットリングを介して取り付けたイメージ(写真のアンカーはV4)。
アンカーマウントにアンカーV3を取り付けたところ。

本誌:鈴木誠