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キヤノンLレンズの定番「EF70-200mm F2.8L IS」が3代目に

逆光耐性を向上 フッ素コーティングも

付属の三脚座を装着したところ

キヤノンは、一眼レフカメラ用の望遠ズームレンズ「EF70-200mm F2.8L IS III USM」を9月中旬に発売する。希望小売価格は税別30万円。

2010年に発売した「EF70-200mm F2.8L IS II USM」の光学系を継承し、新たに反射防止コーティングのASC(Air Sphere Coating)によりフレアやゴーストを低減したのが特徴。レンズ前面のフッ素コートでメンテナンス性も向上させた。

歴代のEF70-200mm F2.8Lは、キヤノン交換レンズの高級ライン「Lレンズ」の中でも定番的な存在で、EOS 5D系やEOS-1D系といった一眼レフの中・上級機と組み合わせて、風景、スポーツ、ポートレート、鉄道など幅広いジャンルで使われている。

より大きなボケを求めるユーザー向けというF2.8の本製品と共に、機動力重視のF4モデルにも今回「EF70-200mm F4L IS II USM」が追加された。

19群23枚(蛍石1枚、UD5枚)のレンズ構成、最短撮影距離1.2m、最大撮影倍率0.21倍、フィルター径77mm、最小絞りF32、8枚羽根絞り、3.5段分の手ブレ補正効果といった仕様は従来モデル(II型)と同じ。リング式の三脚座も付属する。

最大径×全長は88.8×199mm。重量は約1,480g(三脚座除く)。従来モデル(ISつきII型)から外形寸法は変わらず、重量は約10g軽くなった。

別売のエクステンダー(EF1.4× III、EF2× III)やエクステンションチューブ(EF12 II、EF25 II)にも引き続き対応する。

本誌:鈴木誠