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キヤノン、2017年通期は営業利益44.8%増

映像事業も増益を達成

キヤノン株式会社は1月30日、2017年通期の連結決算業績を発表した。売上高19.9%増、営業利益44.8%増の増収増益を記録した。

※カッコ内は前期比

2017年12月期(1月1日〜12月31日)の業績は、売上高4兆800億1,500万円(19.9%増)、営業利益3,314億7,900万円(44.8%増)、税引前当期純利益3,538億8,400万円(44.6%増)。

カメラおよびプリンターを含むイメージングシステムビジネスユニット単位でも増収増益を達成しており、通期は売上高1兆1,362億円(3.7%増)、営業利益1,759億円(21.8%増)となった。

そのうち一眼レフカメラは、EOS 6D Mark IIをはじめとしたハイアマチュア向けの製品が底堅く推移。引き続きトップシェアを堅持した。

ミラーレスカメラではEOS M6、EOS M100が好調。

縮小が進むコンパクトデジタルカメラ市場においては、PowerShot G9 X Mark IIなどの高付加価値製品の拡販で前年並みの販売台数を維持した。

インクジェットプリンターでは、PIXUS TSシリーズをはじめ、新興国向けに展開中の大容量インクモデルが堅調。大判プリンターのimagePROGRAF PROシリーズの売上伸長とあわせ、前期を上回る販売台数となった。

次期(2018年)の見通しは、売上高4兆3,000億円(5.4%増)、営業利益4,200億円(26.7%増)、税引前当期純利益4,200億円(18.7%増)。

本誌:折本幸治