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8個のレンズで10K以上の3D動画を撮影できるカメラ

ライトフィールド技術を使った180度カメラも Insta360のメーカー

8個のレンズを搭載したプロ用VRカメラ(名称未定)

Arashi Visionは1月9日、米国で開催しているイベントCES 2018で「8個のレンズを搭載したプロ用VRカメラ」(名称未定)および「ライトフィールドカメラ」(名称未定)を初披露したと発表した。

Arashi Visionは、360度カメラ「Insta360シリーズ」を手がける中国企業。スマートフォンに接続すると360度カメラになる製品などをラインナップしている。

8個のレンズを搭載したプロ用VRカメラ(名称未定)

全天球の3Dビデオを10K以上の解像度で撮影できるというカメラ。仕様の詳細、価格、発売日は後日発表するが、およそ12,000ドルでの販売になるという。

4/3センサーを搭載し広いダイナミックレンジがあるほか、低照度でもノイズの少ないショットが撮れるとしている。

ライトフィールドカメラ(名称未定、プロトタイプ)

3次元で180度の動画が撮影できるというカメラ。詳細は後日発表する。

長方形のグリッドアレイに128個のカメラを配置することで、映像内の複数のポイントで光の強さと方向の両方を記録。鑑賞者は上下、左右、前後の6方向の視点移動に対応するという。

これにより「人の顔を正面から見ているときに少しだけ首を動かすと同じ人の顔が斜め前から見えるようになり、それまで見えなかった鼻と頬のカーブが見える」としている。

プロトタイプでは180度の視野だが、同社の技術では360度の記録も可能になるという。

本誌:武石修